10月28日放送の「しゃべくり007」(日本テレビ系)は、冒頭に「この番組は10月1日に収録したものです」とのテロップを入れて放送された。税金の申告漏れと所得隠しで活動休止しているチュートリアルの徳井義実がレギュラー出演しているためだ。さすがに全編、徳井の存在を消すことはできなかったが、可能な限り映り込まない作業を施した、苦心のあとが見受けられた。
「徳井は全体で映る場面のほかは、ゲストである福山雅治の右ナナメ後ろに座っていました。いささか肩を落として猫背な様子で、ほかの出演者と一緒に抜かれることはあっても単独で映されることはなく、コメントも一切ありませんでした。わずかに映った顔も遠くを見ているようでうつろな表情。何かを予感してかのようにも見えましたね。番組後半は『この番組は9月3日に収録したものです』と表示され、ゲストは韓国人ミュージシャンのジェジュンが登場。番組としては、ジェジュンが日本の有名女優と付き合っていた過去を暴露するなど、ギリギリのトークで盛り上がったのですが、こちらでも徳井は複数で撮られる以外、一人で映る場面もしゃべる場面もありませんでした。時間もないと思われるなかで、スタッフができるかぎりの対応を尽くした、苦心の編集だったのだろうと思います」(芸能ライター)
実は日テレは、徳井が謝罪会見を行った10月22日放送の「今夜くらべてみました」をテロップなしに通常放送していた。
「謝罪会見は同番組の放送終了後に行われたとはいえ、申告漏れと所得隠しのニュースは午前中から流れていたため、ネット上では《日テレは事の重大性をわかっていたのか》などと批判を浴びていたのです。そこで今回は万全の態勢をとったということでしょう」(同前)
次々に明るみに出る徳井のダメすぎる納税意識。こういう形で共演者やスタッフにも多大な迷惑をかけたことを、今頃本人は身に染みて感じていることだろう。