小中学生に大人気確実のチョコ菓子が登場だ。ローソンにて11月19日から、YouTuberの祭典「U-FES. TOUR 2019」とタイアップした「U-FES.マンチョコ」を発売するもの。価格は108円（税込）で、YouTuberのイラストが印刷されたキラキラクリエイターシールが1枚封入されている。
「ローソンではすでに8月から『U-FES. TOUR』とのコラボ商品を展開しており、今回の第二弾では全14種類のシールを用意。HIKAKINやFischer’sらのシールを目当てにしたファンが、仮面ライダースナックさながらにコンプリートを目指しそうです」（ウェブ系ライター）
それに加えてローソンでは同じく11月19日から、人気YouTuberとのコラボによる食品類も販売。そのラインアップは『HIKAKIN＆SEIKIN 悪魔のおにぎり』『はじめしゃちょーの畑 野菜ミックス』『Fischer’s ランチパック（サバマヨとツナマヨ）』『東海オンエアの肉味噌おにぎり』『からあげクン 水溜りボンド 濃厚カルボナーラ味』などとなっている。
ローソンに並ぶこれらのコラボ商品を見て「誰だコイツ？」と思う人もいるだろう。HIKAKIN（ヒカキン）こそ知っていても、その他のYouTuberとなるとオヤジ世代にはチンプンカンプンなのもしょうがないところだが…。
「今回のコラボ商品に登場するYouTuberたちはいずれも業界トップクラスの人気者で、この5組ではチャンネル登録者が最少の水溜りボンドでさえ409万人を誇ります。はじめしゃちょーはゲームソフト『モンスターハンター』のテレビCMに出演していますし、7人組のFischer’sは9月30日放送の『深イイ話2時間SP』（日本テレビ系）にて密着特集が組まれたほど。そんな彼らの知名度は十代の間では絶大ですし、イベントには30〜40代のファンの姿も珍しくありません。もはや人気YouTuberの名前を知らないことは、人気芸人や人気俳優の名前を知らないのと同じくらい、世相に疎いことを表すようになっているのです」（前出・ネット系ライター）
そういった人気YouTuberは動画のPV数に応じた収入だけではなく、企業とのタイアップで稼いでいるケースが珍しくない。HIKAKINは実兄のSEIKINとのタッグで、10月末までの期間限定でヤマザキパンとのコラボ第二弾を実施中。彼らが紹介したパンには<セイキンがおすすめ！>と書かれたシールが貼られている。
「そのシールを見た中年の一般人がSNSで『セイキンって誰だよ！？』と発信したところ、《セイキンも知らないのか！？》と逆に叩かれるといった事態も発生しています。ともあれネット界の現状についていけないオヤジたちが『誰？』と言っている間に、企業ではしっかりと彼らの影響力や拡散力を評価し、広告費を投入しているのです」（前出・ネット系ライター）
どうやらトップ級のYouTuberについては、その名前を記憶にとどめておいても損はないようだ。
（北野大知）
