すき家の新作「スパイシー麻婆茄子牛カルビ焼肉丼」はご飯が進みすぎた!実食レビュー

 牛丼チェーンのすき家は、2月18日より「牛カルビ焼肉丼」(並盛690円)と「スパイシー麻婆茄子牛丼」(並盛650円)を期間限定で販売開始した。どちらも甲乙つけがたい魅力的な商品で選ぶのを迷うが、とりあえずは店舗へと向かってみた。

 牛カルビ焼肉丼は、にんにくの旨みやリンゴの甘みが凝縮された特製だれを絡め、牛カルビは注文ごとに店内で焼き上げるというこだわりの商品。また、スパイシー麻婆茄子牛丼は、ジューシーでやわらかな揚げ茄子に2種類の豆板醤と甜麺醤、豆鼓醤を合わせた、コクと旨みが際立つ甘辛な味わいに仕上げているという。タブレットを見ながらどちらしようか悩みに悩んでいたところ、牛カルビ焼肉丼にスパイシー麻婆茄子を乗せた「スパイシー麻婆茄子牛カルビ焼肉丼」(並盛890円)なる“おいしいとこどり”の商品を発見したので、さっそく注文。

 商品が提供されると、麻婆茄子の香辛料の刺激的な香りが漂ってきて食欲が掻き立てられる。まずは牛カルビからいただいてみると、特性だれがかなり甘めな味付けになっているが、店内で焼き上げられたカルビは香ばしさもありつつ、噛めば噛むほど独特の濃厚で強い旨みが感じられる。

 そして、麻婆茄子は茄子が一つひとつが大きく、口に含むと非常にジューシー。食べた瞬間は甜麺醤や豆鼓の甘みが強いかと思いきや、それを塗り替えるようにすぐに辛みがやって来る。その辛さは唐辛子の単純な辛みではなく、胡椒や山椒も入っているのでまさにスパイシーという表現がピッタリだ。なお、別添えで花椒も付いてくるので、こちらを加えるとシビレも加わって、さらに複雑な辛みとなる。

 甘い特製だれの牛カルビとスパイシーな麻婆茄子は味にメリハリがあって相性はかなり良いと感じる。どちらもなかなかに濃い味付けで、とにかくご飯がすすむ一品となっているので、プラス40円でごはんを大盛りにするのもオススメだ。

(小林洋三)

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