今ではすっかり定着した「山ガール」。一時のブームはずいぶんと落ち着いたとはいえ、今でも週末になると高尾山などで多くの山ガールを見かける。
とはいえ、日頃からあまり身体を動かしていない人にとっては、これから登山を始めるのはなかなかハードルが高いのも事実。実はそういう人は「登山番組」を見て、山の雰囲気を楽しんでいるのだとか。もっとも最近は、ガチで山登りする番組はずいぶんと減少してしまい、淋しい状況が続いていた。
そんな中、2月2日放送の特番「池上彰のどうなる!?リニア新幹線2025」(テレビ朝日系)で、おもわぬサプライズ映像が流れ、注目を集めている。
番組ではリニア工事付近で、水位低下や地盤沈下などの問題が起きているとして、JR東海の南アプルス環境調査に同行取材。現場へ向かう道はかなり厳しい山道で、残雪の急斜面を歩くスタッフの苦労が手に取るように伝わってきた。もはやこうなると、ちょっとした登山番組のようだが、そこに現れたのが、山ガールならぬ静岡朝日テレビの白木愛奈アナウンサーだった。
白木アナはベージュの登山用パンツにリュックを背負い、JR東海の職員の後に続いたが、その後ろからカメラマンが見上げるように前方を映したことで、ど迫力の「ヒップアングル」がお茶の間に流れることに。途中、白木アナが木の根につまずいた際には、パンパンの臀部で登山用パンツがはち切れてしまうのではと、心配になった視聴者もいたのではないか。
白木アナは慶應大学在学中の2018年に準ミス慶應に選出され、21年4月に静岡朝日テレビに入社。入社後わずか3日で新番組「とびっきり!サンデー」のお天気コーナーに抜擢された逸材だけに、山のリポートでも圧倒的な存在感を見せつけた。
最近めっきり少なくなってしまった登山番組だが、こんなところで「醍醐味」が実感できるとは、見た人も予想外だったのではないだろうか。
(ケン高田)