イチロー氏・松井秀喜氏「WBC参戦」の現実味

 米国野球殿堂が1月21日(日本時間22日)、イチロー氏の殿堂入りを発表した。日本人選手として初、また日米同時殿堂入りという快挙となった。

 得票については、全米野球記者協会会員の394人中、たった1人がイチロー氏に投票せず “満票殿堂入り”とはならなかったものの、MLBネットワークに出演したイチロー氏は「2025年にホール・オブ・フェイム(殿堂入り)の発表の場にいることを全く想像すらできなかったです」と感激の面持ちでコメントしていた。

 気になるのは、そのイチロー氏の今後だ。昨年末には人気ドキュメンタリー番組「情熱大陸」(TBS系)でイチロー特集を2週連続でオンエア。また10年近くわたって松井秀喜氏とは不仲説が囁かれていたが、1月5日に「イチローvs松井秀喜~今だから話せる本音対談~」(BS-TBS)が放映された。

「来年にはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)がある。国内での野球人気をより発展させるため、そこでの連覇は重要なミッションとなります。そしてWBCの地上波放映権は、第2回大会からTBSとテレビ朝日が獲得しており、今回のイチロー、松井の対談番組もTBS系。こうなると、2人が何らかの形でWBCに参戦するのではと期待せずにはいられません」(スポーツ紙記者)

 選手では日本人メジャー選手、コーチでこの2人が加わるようなことがあれば、まさにドリームチームである。

(小田龍司)

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