「モーニングショー」玉川徹氏、「ホンダはFUN TO DRIVE」発言に「それはトヨタ」

 元テレビ朝日社員の玉川徹氏が12月18日、コメンテーターを務める「羽鳥慎一モーニングショー」(同局系)に出演。“車好き”を思わせる発言をしたが、大きなカン違いがあった。

 番組では、ホンダと日産自動車が経営統合に向けた協議を進めていることを速報として特集。持ち株会社を設立して両社が傘下に入る見通しだ。統合が実現すれば、トヨタ自動車、独フォルクスワーゲンに次ぐ世界第3位の巨大自動車グループが誕生する。

 この話題について玉川氏は、「かつてのイメージだと、日産とホンダは全然違う自動車メーカーですよ」と切り出し、「ホンダにはプレリュードという車があって、日産にはスカイラインという車がある。それで代表して言うと、日産は無骨だけどスパルタンという感じで、ホンダのプレリュードというと『FUN TO DRIVE』というかね、車を運転する楽しみみたいな感じで。全然違うメーカー」と、車づくりに対してホンダと日産が全く違うということを力説した。

 生粋の車好きとも思える発言だったが、ネット上では《玉川さん、ホンダは「FUN TO DRIVE」って、それはトヨタのキャッチコピーだって》《適当過ぎる》と一斉にツッコミが入った。

「トヨタは1984年から87年にかけて企業スローガンに『FUN TO DRIVE』を使っていました。2011年からは日本人の気持ちをもう1度ドライブさせたいなどという思いから『FUN TO DRIVE,AGAIN.』をスローガンとして掲げています。なので、昔からの車好きならトヨタといえば『FUN TO DRIVE』のイメージが強い。ちなみにホンダのグローバルブランドスローガンは『The Power of Dreams』で、副文が『How we move you.』。日本語に訳すと『夢のチカラで、あなたを動かす』となります。玉川さんは完全に混同していた可能性がありますね」(自動車誌ライター)

 確かにホンダ車は運転が楽しいことで知られているが、車好きの一部視聴者は納得できなかったようだ。

(石田英明)

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