巨人・岡本和真のウハウハ年俸「1億2000万円増」は大山悠輔“獲得失敗”のおかげだった

 巨人の岡本和真が12月3日に契約更改を行い、1億2000万円アップの5億4000万円(金額は全て推定)でサインした。球団の日本人選手の5億円突破は岡本で6人目となる。岡本本人は「契約年数は24年です。1億円です。嘘じゃないですよ」などとジョークを展開して笑いを誘っていた。

 坂本勇人は1億円減俸の年俸5億円で契約更改を終えており、チームトップの高給取りに踊りでた岡本だが、「阪神の大山悠輔をFAで獲得できなかったことが大きい」(巨人担当記者)という。

「巨人が大山に出した条件は“6年総額24億円以上”と伝わっていましたが、年俸4億円はあくまで“基本給”というのがもっぱら。契約期間中の自宅の提供や出来高契約を含めると、昨年までの坂本の6億円はもちろん、岡本よりも高待遇になっていたといいます。当然、これには大山も驚いたそうですが、あまりにVIPすぎる待遇が逆に阪神残留を後押しする結果になったとの話もあります」(夕刊紙記者)

 岡本は来オフ、巨人がこれまで難色を示していたポスティング移籍によりメジャーリーグ進出が確実視されている。具体的な時期こそ明言しなかったが、契約更改の会見では真顔で「昔から憧れていた場所であり、目標にしている場所、野球をしていたらみんな持っている目標で、僕もその1人」と初めて公にメジャーへの思いを口にしている。

「岡本はまだ28歳で、巨人としては1年でも長くいてもらいたいのが本音。大山にわたる予定だったカネの一部が図らずも岡本に回ったことで、少しでも食い止めに効いたとなればラッキーでしょう」(前出・夕刊紙記者)

 大山の獲得失敗が災い転じて福となるかは、来オフの岡本の去就ではっきりする。もちろん今回の岡本の契約年数は1年だが…。

(小田龍司)

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