ディスカウントストア大手「ドン・キホーテ」の新CMに世界的スーパースター、ブルーノ・マーズが登場。「ドンキイクヨ」のキャッチコピーと中毒性のあるリズミカルな音楽が「耳から離れない!」と評判だ。
動画はMEGAドン・キホーテ渋谷本店で撮影されたもので、客として来店したブルーノが「ドンキイクヨ」と口ずさみ、店内のさまざまな場所でダンスしながら、ドン・キホーテの「情熱価格」商品を買い物カートに入れていくというものだ。
ブルーノはグラミー賞を15回受賞した、アメリカを代表する超スーパースター。まさかドン・キホーテのCMに出演するとは誰も思ってもみなかったようで、SNSでは「ブルーノのドンキ好きは聞いたことあったけど、まさかCMにまで…」「ブルーノ・マーズのモノマネかと思ってたらまさかの本人!? 今からドンキ行ってくるわ」などと、大反響となっている。
ドン・キホーテといえばかつては「DQN」と称される消費者御用達の店とも言われた。特に夜間は、明らかに夜職と思われる女性が、同伴男性と店内をブラブラし、成人向けの商品を手にする姿を見かけた。そんな店内の雰囲気を敬遠する人も多かったが、いまやすっかり様変わりしている。
流通ジャーナリストが語る。
「ドン・キホーテを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの売上高は、今や2兆1000億円にものぼる。これはセブン&アイHD、イオン、ファーストリテイリングに次ぐ日本の小売業4位です。近年は海外でも宣伝活動を展開しており、多くのインバウンドが来日時にドンキに足を運んでいます。もちろんブルーノもその1人で、彼が大のドンキファンであることは有名な話。かつての怪しい店舗しか知らない人は『なぜ世界的スーパースターがドンキに?』と驚いたでしょうが、むしろブルーノの方が喜んでいるでしょうね」
ブルーノ・マーズといえば、スーパーボウルのハーフタイムショーで見せた圧巻のパフォーマンスが思い出されるが、まさかドン・キホーテのCMソングをかき下ろし、映像を手掛け、さらに店内でノリノリの本人の姿が拝めるとは…。今後“聖地巡礼”で渋谷本店を訪れるブルーノファンも多いのではないか。
(ケン高田)