ドン・キホーテが発売した「フライドチキンの皮だけ弁当」が、注目を集めている。
「皮だけ弁当」の容器には、「肉とスパイスの旨みが凝縮された皮が旨い!フライドチキンのおいしいところだけを集めた」と記載されており、見るからにパンチの効いた弁当だということが分かる。
たしかにフライドチキンの皮は、病みつきになるほどの旨さがあるのもたしかだが、一方で気になるのは栄養成分だ。熱量こそ「823kcal」とそこまで高くないが、炭水化物「77.9g」、脂質「49.3g」の表示に懸念を示す声が聞こえてくる。
ドン・キホーテでは「みんなの75点より誰かの120点」を掲げ、開発者自身が“好きな人は絶対に好き”と確信を持てる「偏愛メニュー」を発売してきた。これまで白飯だけ残るのを許さない「あんだく溺れ天津飯」、脇役を主役にもってきた「焼肉のタレをドバドバ染み込ませた焼肉タレおにぎり」などが登場しており、マニアから大絶賛されている。
「鳥のモモ肉を購入したら皮を取り除いて調理をする人も少なくない中、まさにその皮だけをおかずにしたのですから、個性が強すぎ。脂質49.3gは手羽先3人前に相当し、ダイエット中の人なら口に運ぶのを躊躇するレベル。もっともそんな背徳感を感じながら食べるのが『偏愛メニュー』の醍醐味といえるでしょう」(グルメライター)
「だけ弁当」といえば、「ローソンストア100」が発売し人気を博しているが、さすがにここまで振り切ったおかずはこれまで登場していない。
「最高にヤバいが、最高に旨そう」ピンポイントで120点が突き刺さった人にとっては、たまらないごちそうになりそうだ。
(ケン高田)