「エアリズム」を超えた!?ドンキ「体感温度マイナス7℃」のクールウエアがバカ売れだって【2024上半期BEST】

 熱中症警戒アラートが各地で発令される中、人気になっているのが「クールウエア」だ。抜群の冷却効果を誇る「空調服」や「水冷服」は、現場作業だけでなく一般にも浸透しつつあり、より手軽な冷感ウエアの開発もめざましい。中でも口コミで評判が広がっているのが、あの“ドンキブランド”だ。(7月30日配信記事)

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 夏真っ盛りの日本中で各種冷感ウエアの売り上げが急上昇している。

 近年のトレンドは、ファンやチューブに冷水を流す「クールベスト」だが、主に現場作業に使われることが多く、デイリーユースとまではいかないようだ。その一方で、着るだけで「体感温度がマイナス7℃」になるというルームウェアに注目が集まっている。商品展開はTシャツやステテコ、パジャマなどだ。

「爆売れしているのは、ドン・キホーテのプライベートブランドである情熱価格の冷感ウェア『冷えとろ』シリーズと『限界冷却インナー』シリーズです。加えてこちらもドンキのプライベートブランド『me&do』の『着るクーラー』は、女性社員主体の商品企画チームが『本当に欲しいもの』を追求して生まれた商品だそうで、インナー用のタンクトップや、カップ付きキャミソール、レギンスなど全7種類を販売しています。肌の熱を素早く吸収して外へ逃がしてくれる極細繊維がキモになっているようですね」(グッズライター)

 夏のインナーといえばユニクロが発売する「エアリズム」が有名だが、

「ユニクロのタンクトップなどは、首のラインを比較的広めにとってあるので、女性にとっては胸元が見えすぎてしまって使いづらいという声もあります。その点、着るクーラーは素材もしっかりしていて実用性が高い、という口コミは多いですね」(前出・ライター)

 ドン・キホーテといえば、かつては煩雑な店内と若者の店というイメージで、客によっては敬遠することもあったようだが、近年はむしろ年配の客が増えているという。クールウエアが売り上げを伸ばしている背景には、そんな同店の様変わりも影響しているのかもしれない。

(ケン高田)

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