サッカー日本代表の伊東純也が、女性2人に同意なく性的行為に及んだなどとして準強制性交致傷の疑いで告訴されていた一件は、8月9日に大阪地検が不起訴とした。
「伊東は、週刊新潮で女性への性加害疑惑が報じられると、今年1月のアジア杯で代表チームから離脱しました。所属しているフランス1部リーグのスタッド・ランスでは『推定無罪』の立場をとり、伊東は出場していましたが、日本代表には招集されていません」(スポーツ紙記者)
ただ、スタッド・ランスは今夏、クラブ史上初の日本ツアーを行っていて、伊東も全試合にフル出場しており、コンディションの良さを日本の関係者にもしっかりと見せた形だ。
そんな中、8月末には9月に開幕するW杯アジア最終予選に向けたメンバー発表が行われるが…。
「森保一監督は伊東の招集を熱望していました。ところが、日本サッカー協会(JFA)はスポンサーの意向を忖度したのか、監督に招集を断念させています。しかし、不起訴になったことで状況は一変しました。電撃的な招集もあり得るかもしれません」(夕刊紙記者)
ファンが待ち望んだ伊東の代表復帰。伊東の弁護士は「(不起訴により)代表復帰を妨げるものはなくなった」と語ったが、JFAがどのような判断をするのか、注目されるのである。
(小田龍司)