【森保ジャパン】37歳・長友佑都を北朝鮮戦で電撃復帰させた「3つの思惑」

 波乱が予想されるW杯2次予選北朝鮮戦がいよいよ間近に迫った。

 3月21日のホームは東京・国立競技場で行われるが、26日に行われるアウェーは、北朝鮮の首都である平壌での開催が正式決定。日本サッカーにとっては13年ぶりの平壌遠征になる。

 そんな中、37歳のベテランDF・長友佑都の日本代表復帰はサッカーファンを驚かせた。

 長友は2022年のカタールW杯以来の代表復帰となり、DF中山雄太の長期離脱によりサプライズ招集。これまで4度のW杯に出場し、国際Aマッチでの通算出場試合数は歴代単独2位の「142」を数えるレジェンドだが、「本当に大丈夫なのか?」との不安の声も少なくない。

 森保一監督は「1対1で勝ち、いい守備からいい攻撃に繋げていくことをFC東京で示してくれている。代表チームとしても、改めて彼の力を出してもらいたい」と期待を寄せていたが、どうやら他にも思惑があるようだ。スポーツライターの話。

「長友招集の一番の目的は、内外で動揺が走る日本代表を、持ち前のリーダーシップでまとめてもらうためでしょう。アジア杯での敗退はもちろんのこと、性加害疑惑報道により伊東純也を招集見送りにしたことに対する批判の矛先をそらす意味もある。また、北朝鮮戦はラフプレーをされる可能性が高い。若手の主力選手にはケガをさせたくないという森保監督の考えもあるのかもしれません」

 日本代表の左サイドバックは全体的に伸び悩みが感じられるが、Jリーグで活躍を続けている長友ならすぐに高いレベルのプレーができるのは確か。ファンは長友の「ブラボー!」の雄叫びを楽しみにしている。

(ケン高田)

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