猛暑で自転車のパンクが急増! 危うい劣化ポイントとチューブ破裂対策

 猛暑日が続き、各地で連日、熱中症警戒アラートが出される中、急増しているのが自転車のパンクだという。

「例年、暑い日が続くと自転車販売・修理店にタイヤの修理の依頼が増えるといいます。夏場はタイヤの中の空気が熱で温められ膨張したり、タイヤのゴムが劣化するためパンクが増えるのだそうです」(生活情報誌ライター)

 最も多いのは空気の注入口であるチューブバルブのトラブル。先端につける虫ゴムが劣化し、空気漏れを起こすという。虫ゴムは暑さに弱く、経年劣化が進んでいる場合、猛暑による高温にさらされるとゴムが柔らかくなって穴が空いたり、亀裂が入ってしまうという。

 また、タイヤ自体も日差しや熱を浴びたりすると、ひび割れなどの症状が進行。それに加え、チューブ内の空気が熱で膨張し、破裂しやすくなる。

「この時期は暑さによってアスファルトが高温になり、自転車を止めておくだけでもタイヤが劣化してしまうそうです。直射日光の当たる場所ではなく日陰に駐輪すること、そして日頃からのメンテナンスが大切です。加えて、膨張を考慮した空気圧の管理も夏場は重要です」(同)

 暑さの中でパンクした自転車を修理店まで押して歩くのは大変だ。まめな点検・整備を心がけたい。

(鈴木十朗)

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