コロナ禍の“密回避”で特需到来!副業に役立つ資格「自転車技士」を徹底解説

 コロナ禍で「特需」に沸いているのが自転車業界。公共交通機関での3密を避けるため、比較的近距離の通勤に自転車を利用する人が増えているそうです。コンビニや駅前で自転車のシェアリングサービスを見かける機会も増えました。

 業界全体を見ても、例えば自転車販売店を展開する「あさひ」は、2021年2月期決算の業績予想で、純利益が前期比44%増の36億円になる見通しを発表。自転車部品大手の「シマノ」も、2020年12月期決算の純利益予想が約24%増の643億円と好調。自転車関連の企業が業績を伸ばしています。

 海外に目を転じても、欧州では自転車の購入や利用を後押しする補助金制度が設けられたことで需要が高まり、中国でも自転車の生産台数が7月から3カ月連続で増えたそうです。

 こうしたニーズの高まりをみすみす見逃す手はありません。今回、ご紹介する「自転車技士」で自転車の組立や検査、整備に関する技術を習得して、ビジネスに生かしてみてはいかがでしょうか。

 それでは例題を見てみましょう。

〈問1〉自転車のタイヤには中心のハブから放射状に何本もの棒(針金のような線)が伸びていますが、この棒の名称は【1】クランク、【2】ハブ、【3】スポーク、【4】フリーホイールのうちどれ?

〈問2〉自転車のタイヤは主に3種類あります。チューブラー、チューブレスともうひとつ、一般的に最も使われているタイヤの名称は【1】クリンチャー、【2】ホイラー、【3】チューベスト、【4】スリックのうちどれ?

 実際の試験ではマークシート方式の学科試験と実技試験が行われ、試験開催地は北海道、東京、大阪、愛知、福岡などの各会場。受験資格に「2年以上の実務経験等」の条件があることも付け加えておきます。例題の答えは〈問1〉が【3】、〈問2〉が【1】です。

 私はよく自転車に乗りますが、修理が必要になった際は近所の自転車屋さんに持っていきます。とはいえ、もしも自分で直せたら、時間的にも金銭的にもロスが削減できますよね。

 特に最近は、ウーバーイーツなど自転車を利用した宅配サービスでアルバイトをしている人が急増。配達1件あたりの報酬は400円台が相場と言われていますが、パンクするたびに修理代を払っていては儲けも少なくなってしまいます。しかし、修理の技術があれば最低限の材料費で済みそうです。

 また、この資格を武器に修理専門サービスを始めるのも一興でしょう。

 例えばパンク修理の所要時間を30分として、基本工賃を1000円、パンク箇所がひとつ増えるたびにプラス300円をいただく。あるいは、ホイールのゆがみを直す「振れ取り」を2000円ほどの料金設定にすれば、副業としても悪くないはず。自転車屋がないエリアでは、出張型の修理業がはやるかもしれませんね。

 コロナ禍の自転車ブームに便乗してみては?

儲かる指数:72

鈴木秀明(すずきひであき)/81年生まれ。東京大学理学部、東京大学公共政策大学院を経て資格アドバイザーに。取得資格数は約700。

マネー