自転車の値段はピンからキリまである。クルマが買えるほどの価格のロードバイクなら、中古でも高額で売れるのは当たり前。そんな高級自転車が誰の家にでもあるものじゃない。喫緊の課題は家族の自転車。子供を乗せる3人乗り自転車からママチャリへ、子供の成長にあわせて買い替え…。そのたびに廃車するのだが、最近は廃棄料を取る自転車店も多い。廃車ではなく、売りさばけないか。
「走行可能なママチャリなら3000円が相場ですね。『ヤフオク』や『ジモティ』で売られています。変速ギアが付いているほうが高くなりますし、電動アシスト付きなら、もっと高くなります。放置自転車として撤去されると、返還時にとられる手数料が、地域によって差はありますが、だいたい5000円前後。それより安いなら買っちゃおうという人が少なからずいるので、中古自転車の需要はなくならないです」(ヤフオクウォッチャー)
ただ送料がバカにならないので、売る場合は近隣の人との対面取引可能としておいたほうがいいそうだ。
ここまでしても売れない場合は奥の手もある。
「廃自転車専門の回収業者に持っていけば、1000円程度になりますよ。業者はヤードと呼ばれる集積場に集めて、修理可能なものは直して東南アジアに輸出しています。海の向こうで自分の自転車が再生するんです」(前出・ヤフオクウォッチャー)
諦めることなく現金化を目指せば、どんな自転車でもお宝になりそうだ。