高校生たちもまさかここまで「激辛」だったとは思ってもみなかっただろう。
7月16日、東京都大田区の都立高校で、市販の激辛ポテトチップスを食べた生徒14人が体調不良を訴え病院に搬送された。
生徒たちが食べたのは「18禁カレーチップス」。製造する磯山商事の公式サイトでは「辛すぎますので、18歳未満の方は食べないでください」「高血圧、体調不良、胃腸の弱い方は絶対い食べないでください」などと警告されていたが、それもそのはず、使われている「ブットジョロキア」の「スコヴィルチ値(唐辛子の辛さを量る単位)」は、タバスコの約200倍、激辛として知られるハバネロの約2倍というのだ。
実際、人気ユーチューバーのヒカキンなどは以前にこのポテトチップスを食べる動画を投稿しており、一口食べただけで「胃がめっちゃ熱い!」「喋れねえ!」と悶絶。結局、3枚ほど食べただけでほとんどを残していた。
エンタメ誌ライターが語る。
「高校生14人が搬送された後、磯山商事はすぐに謝罪文を発表しましたが、今のところ販売が休止されたという情報はありません。一方、やはりというべきか、一部フリマサイトには大量の商品が出品され、のきなみ『SOLD OUT』状態になっている。中にはかなりの価格上乗せも確認されています」
ヒカキンも「罰ゲームとかで使っちゃダメ」とその激辛具合を表現していたが、辛さに弱い人は特に、興味本位だけで食べないほうがいいだろう。
(ケン高田)