「転売ヤー御用達商品」と揶揄されて…ヒカキンのみそきん「2回目の再販もバカ売れ」の功罪

 人気YouTuberヒカキンがプロデュースしたカップ麺「みそきん」の2回目となる再販が行われた。これまでよりも多くの個数を用意したというが、今回も売り切れ店が続出した。

「『HIKAKIN PREMIUM みそきん 濃厚味噌ラーメン』は2023年5月に、ラーメンを作ることが長年の夢だったというヒカキンが、活動を一時休止してまでこだわって手掛け、セブン・イレブン限定で発売したカップ麺でした。ところが、販売開始直後から完売となる店舗が続出し、挙句、フリマサイトで高額転売が相次いだことから、ヒカキンが謝罪動画を出したほどでした。動画で彼は、再販の約束と、転売ヤーからは購入しないように呼びかけましたね。そして、8月10日に3カ月ぶりとなる再販が行われたのですが、その際の転売対策が、『購入個数の制限を行う店舗もある』という程度のものだったことから、またしても多くの品が転売されてしまったのです」(ネットライター)

 この教訓を生かし、今回の再販は5月25日と30日とし、個数も増やして販売されたのだが…。

「しかし、販売日には商品を求めて長蛇の列ができる店舗もあり、結局、今回も即日売切れ店が続出しました。そして、フリマサイトにもやはり商品が並び、中には12個入りの箱ごと売られるなど、定価の何倍もの高値で転売されています。大ヒット商品を生み出した一方で、またしても転売ヤーの暗躍を助長することになってしまったのです」(フリージャーナリスト)

 ネット上では《転売ヤー御用達商品》と揶揄する声も見られるみそきん。今のところセブンの「定番商品」となる予定はないということもあり、ヒカキンによるさらなる転売ヤー対策を施した「3回目の再販」を、いまだ未食のファンは待っている。

(小林洋三)

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