パクリ疑惑も浮上、「報ステ」大越健介氏の速球チャレンジ企画が不評のワケ

「報道じゃない」「番組の私物化」「ネットでやってほしい」といったリアクションが寄せられたのは6月19日放送の「報道ステーション」(テレビ朝日系)。スポーツコーナーにて、大越健介キャスター(62)によるスポーツ企画が始動し、大きな話題をさらったのだが、一部からは批判の声があがっている。

 VTRの冒頭、野球の練習場へと向かう大越氏はカメラの前で、「60を超えたんですよ。年齢に抵抗したいというか。このまま自分が歳をとって体が衰えていくのが嫌だなと思って…」と語り、「目指せ130キロ」と宣言。東京大学在学中は野球部のエースとして活躍した大越氏が、球速130キロを目標にピッチングの向上を図るチャレンジ企画がスタートしたのだった。メディア誌ライターが解説する。

「初回では番組のスポーツコーナーを担当する松坂大輔さんがトレーナーとして登場。大越さんとキャッチボールをすると、その鋭い球筋に『想像していた以上に良い』と驚愕の声をあげていました。試しにスピードガンで球速を測ると87キロ。しかし、松坂さんのアドバイスを実践すると、30球目に106キロまでアップ。松坂さんが絶賛していたように、伸びのある直球はとても還暦過ぎの男性の球とは思えない。この調子でプロの手ほどきを受けていけば、130キロのボールを投げるのも夢ではないでしょう」

 大越氏のピッチングについて、SNS上では《東大のエースだったのか》《ブランクがあるとは思えない》《すごい身体だ》などと驚きの声があがっていたが、企画のパクリを指摘する声も…。

「日テレのスポーツ番組『Going!Sports&News』ではかつて、KAT-TUNの亀梨和也さんが、ホームランプロジェクトと題して、プロの球場でホームランを打つための特訓を敢行。みごと成功させ、次なる企画として15年にスタートした『剛速球プロジェクト』では140キロの剛速球を目標に、巨人の菅野智之投手ら一流のプロ野球選手からアドバイスを受けていました。球速こそ10キロ違いますが、『報ステ』で大越さんがやっていることは亀梨さんの企画のパクリと見られても仕方ないかもしれません。テレ朝といえば、昼の『大下容子 ワイド!スクランブル』でも、タレントの杉村太蔵さんがテニスの大会に挑戦。シリーズ化され、特訓シーンなどがたびたびオンエアされていますが、ネットでは《何を見せられているんだ》《太蔵のテニス誰が興味あるんだ?》などと疑問の声が相次いでいたことも不評の要因かもしれません」(前出・メディア誌ライター)

 大越氏のピッチングチャレンジには敬服させられるばかりだが、ツール・ド・フランス2024(6月29日~)やテニスのウインブルドン選手権(7月1日~)、パリ五輪(7月26日~)についてもしっかり報道してもらいたいものだ。

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