EXIT兼近の復帰を阻む、いつまでも前科をあげつらいたい人たち

 ネオ渋谷系漫才で人気のお笑いコンビ「EXIT」の兼近大樹が、9月19日放送の「THE突破ファイル」(日本テレビ系)に出演。約2週間ぶりにゴールデンタイムへの復帰を果たした。

 兼近といえば、8年前に逮捕された過去を9月5日発売の「週刊文春」にスクープされ、「おはスタ」(テレビ東京)などのレギュラー番組を降板。収録済みの一部番組を除いてテレビから遠ざかっていたが、「ゴッドタン」(テレビ東京系)や「ウチのガヤがすみません!」(日本テレビ系)といったバラエティ番組で復帰が進んでいた。それでも一部からは、兼近のテレビ出演に難色を示す意見があるという。

「今回の『THE突破ファイル』が放送されると《なぜ兼近をカットしない?》といった批判があがり、とくに放送では、再現ドラマで警察官の役を演じたことから《おまえは犯人側だろ》という厳しい声も。なかには《番組スポンサーに真意を問いたい》と、兼近のテレビ出演に対する嫌悪感を露わにする視聴者もいる状況です」(テレビ誌ライター)

 このような批判の声が多ければ、兼近やEXITの復帰は遠のいてしまいそうだが、そうした批判は、むしろ少数派だという。テレビ誌ライターが続ける。

「文春砲の直後こそ兼近について否定的なツイートが目立っていましたが、否定派が大量の批判コメントを投下したという側面もあります。今回の番組放送では、兼近の復帰を望むファンが歓迎の言葉を数多く書き込んでいることに加えて、業界では《蒸し返された過去の不祥事によって出演を見送るのは事なかれ主義にすぎない》と、自らを戒める声も出てきている。様子見していたテレビ局でも兼近の出演を解禁する方向にあり、芸能界的にはもはや解決済みの問題と捉えられているようです」

 たとえ兼近への逆風はやむことがないにしても、“今の”兼近を評価し、応援する声のほうがはるかに大きいようだ。

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