安倍首相の「ラグビー応援動画」が炎上するも今回ばかりは擁護の声も

 首相官邸の公式ツイッターアカウントが9月20日、ラグビーワールドカップを応援する安倍晋三首相の動画を掲載し、賛否を呼んでいる。

「日々の総理に関する情報や内閣の重要政策についての情報などをお届けします」との概要文が付された首相官邸の公式ツイッターにおいて、同日の投稿ではラグビー日本代表ジャージに身を包んだ安倍首相が「いよいよラグビーワールドカップがここ日本で開幕します!」と笑顔で宣言すると、最後は投げ入れられたボールを床に置き、「トライ!ニッポン!」と掛け声。注目集まるラグビーW杯の開幕に合わせ、日本代表へエールを贈る趣旨の10秒の動画であったが、21日時点で33万回以上もの再生数を記録したこのショートムービーには様々な反応が寄せられることとなった。

「この動画を“不謹慎”だと非難する層が引き合いに出すのは台風15号の被害で、『千葉で大きな災害が起きていてそんなツイートしてる場合じゃないと思うけど』『首相官邸もこれかよ』『まず15号で被災された千葉県民にお見舞いを言うのがスジ』などの批判リプライがありました。しかしW杯のような国際的なスポーツコンペティションの開催地になるというのは国の経済に大きな好影響を与えるビッグイベントということもあり、これらの安倍批判リプに対して『なんでもかんでも自粛しなきゃいけないの?』『それはそれ、これはこれってことはある』『千葉のことも、以前から決まってる国際大会を成功させることも両方大事』という擁護も多数書き込まれています」(テレビ誌ライター)

 さすがの内閣総理大臣であっても、1億2000万人すべての都合を考慮することは不可能だ。千葉県鋸南町の一日も早い復旧を願いつつ、ラグビーワールドカップの成功で日本経済に潤いと活気がもたらされれば、なお幸いである。

(木村慎吾)

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