「新井浩文ショック」のさなか日本テレビが損失を200万円浮かせていた!?

 マッサージ店の女性従業員に対する違法行為で起訴された俳優の新井浩文被告が2月27日に保釈された。今後の裁判では、執行猶予が付く懲役3年以内に収まるかどうかが焦点になりそうだ。

 今回の逮捕に伴い、林遣都とのW主演だった映画「善悪の屑」は公開中止となり、制作費の数億円がパーになった。そして日本テレビでも昨年10月期のヒットドラマ「今日から俺は!!」に新井被告がわずか30秒ほど出演していたことから、4月24日発売予定のDVD BOXでは出演シーンの差し替えが発生。てんてこ舞いの作業に追われそうなものだが、実際には損害を最小限に抑えられたという。

「日本テレビでは2月25日の社長会見にて、問題のシーンをすでに撮り直していたことを明かしました。新井被告が2月1日に逮捕されたころ、ちょうどDVD向けの特典映像を撮影しており、キャストを含めた制作陣が集まっていたそうです。同局の編成局長は『すでに差し替え作業が終了しております』と語っており、3月以降にHuluで配信される映像では早くも、新井の出演シーンが代役による再撮映像に替わっているようです」(テレビ誌ライター)

 これぞまさに不幸中の幸いだろうか。しかも今回の撮り直しに伴い、日本テレビは200万円ほどもコストをセーブできたというのである。

「もし撮り直しとなれば、たった30秒間のシーンであっても、1日分のロケと同じ準備が必要になります。演者のギャラを別にしても、ドラマのロケに掛かるコストは100万円では収まらず、200万円超が相場。それがたまたま特典映像を撮影するタイミングだったことで、コストを吸収することができたのです。新井被告の代役に起用されたのは、『クローズZERO』など様々な作品で脇役を務めているやべきょうすけ。新井の181センチに対してやべは163センチとずいぶん小柄ですが、今回の役は商店街の男というもので身長は内容に影響しないので、強面役の得意なやべが抜てきされたようですね」(前出・テレビ誌ライター)

 これも不幸中の幸いというのだろうか。

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