頂き女子りりちゃんの獄中日記に脚光「文才がすごい」「出版してほしい」

 男性3人から合わせて1億5000万円以上をだまし取った罪などに問われ懲役9年の実刑判決を受けた「頂き女子」りりちゃんこと渡辺真衣被告が、獄中での生活をつづった日記を公開し、注目を集めている。

 りりちゃんは管理人を介して3月からXのアカウントを開設。25日には「昨日、朝起きたら、すこぶる体調が悪かった。胸がぐるぐるきもちわるい。頭が重い。こんなん、ごくちゅうで今までなかったし、『え.こわ.死ぬ』とか思って」などと、獄中での様子をつづった。

 りりちゃんの日記は、日々の記録にとどまらず、「全部全部『よくわかりましぇーん』ってハッピーハッピー脳みそ(鈍感能力)を持たないと、『苦』『苦』『苦』で心を侵食されて生きていけないから」などといった、独特の文体と表現が読者を惹きつけており、「りりちゃん文豪だよな 携帯小説なら天下取れてた」「いずれ出版してほしい」「文才があるし、ホストと関わらずまともな教育を受けていれば、コミュ力と文章力を生かした仕事につけてただろうな」といった同情的な声も上がっている。

「多額の金を騙し取られた被害者にしてみれば、絶対に許すことはできないでしょうが、獄中日記を読むと、人を惹きつける不思議な魅力があるのも事実。りりちゃんに接見取材した東海テレビ報道部の記者は、『全然、被告人という感じがなく、友達のような感覚でしゃべることができて、“おぢ”と呼ばれる人が心動かされるのもわからなくはないなというぐらい』と語っています。人をたらし込む、天性の才能があるのかもしれません」(ニュースサイト編集者)

 現在、りりちゃんの獄中日記のXフォロワーは7万人超にまで膨れ上がっている。独特の文体で注目を集めているが、被害者に対して真摯に向き合い、心から謝罪することはあるのだろうか。

(ケン高田)

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