“頂き女子”の最終陳述に「ジーンときた」東国原英夫氏にツッコミの声

 元宮崎県知事で政治評論家の東国原英夫氏が11月30日放送の「ゴゴスマ~GOGO Smile~」(TBS系)に出演。“頂き女子りりちゃん”こと渡邊真衣被告作成の“マニュアル”を使い、詐欺の罪に問われている大学生の女が最終陳述で読み上げた反省の文章に私見を語った。

 マッチングアプリで出会った男性2人から現金1065万円をだまし取った詐欺の罪に問われているのは名古屋市の大学生・家田美空被告(21)。検察側から懲役4年6月を求刑された家田被告は最終陳述の場にノートを持ち込み、涙を流しながら逮捕後の200日間をどう反省したのか述べた。公認会計士を目指していたという被告は多忙な生活の中でも勉強に励み、将来の開業資金を集めるために“頂き女子”をしていたと告白。留置所で過ごした半年の間に起きた様々な出来事をきっかけに「1つ、私は孤独じゃなかった。2つ、主語は『自分』ではなく、『相手』や『私たち』で考えること。3つ、男の人は敵ばかりじゃない」と、3つのことに気がつくことができたと振り返った。

 涙ながらの長文陳述は話題になり、この日の放送でも一大トピックとして取り上げた。これに東国原氏は「犯罪をね、擁護するわけじゃないんですが…」と前置きしたうえで「この反省文ね、僕はちょっと心に染みたんですよ。グーっときましたわ。やった事は絶対に悪い事なんだけど、『1つは、私は孤独じゃなかった』。これにちょっとジーンときて。『主語は自分では無い、他者なんだ』と、それにジーンときて。『男の人は敵ばかりじゃない』、これにもジーンときた」と、家田被告の3つの気づきに心を打たれた様子。

 さらに「200日間ね、辛かったと思うんですよ、孤独でね。その時にうんと反省をしてね、心を入れ替えるっていうのを、僕は前向きに受けとめたいなと思います」と続けると、MCの石井亮次アナもこれに同調。しかし、他スタジオメンバーは全く共感を示さず。前室でもこの2人の見解には放送作家の野々村友紀子氏から「アンタらなに言うとんねん!」とツッコミが飛んでいたという。

 東国原氏の“頂き女子擁護”に冷ややかな目線を送ったのは出演者陣だけでなく、ネット上の視聴者からも《これにグッとくるとか言ってるおじさんはハニートラップに簡単にひっかかる》《パパ活女に同情するなんて、騙されやすすぎだろ》《東国原氏も石井アナも“頂かれオジ”じゃん》《おじさん2人にドン引きした…詐欺女の陳述にジーンとくるとかヤバすぎ》《おっさん2人早速騙されてて草》などと、ツッコミの声が殺到。東国原氏も石井アナも“頂き女子”に注意した方がいいかも。

(浜野ふみ)

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