プロ野球「ベストナイン」発表で騒然!「ヤクルト・村上宗隆を選ばなかった記者がいた」

 サッカー日本代表がドイツを破り、日本中を歓喜に包んだ翌日の11月24日、プロ野球のベストナインが発表された。

 周知のようにベストナインとは、シーズンを盛り上げたセ・パ両リーグを代表するトップ選手がポジション別に記者投票によって選ばれる栄えある賞。ところが、その発表の内容にファンから疑問の声が上がったという。

「投手では最多勝と最優秀防御率の2冠を獲った阪神の青柳晃洋、二塁手はDeNAの牧秀吾、外野手では中日から岡林勇希など5人が初受賞となり、パ・リーグと比べて新鮮な顔ぶれでした。その中で三塁手として当然のように選ばれたのが、セ・リーグの打撃三冠王で2年連続MVPのヤクルト・村上宗隆でした。ところが、ファンが首をかしげたのが、この村上の選出だったのです」(スポーツライター)

 なぜ村上の選出に疑問が出たのか。スポーツライターが続ける。

「記者投票の満票は299票。ところが、村上が獲得したのは298票。つまり満票ではなかった。残り1票は誰に入ったかといえば、DeNAの宮﨑敏郎でした。もちろん、一般論として番記者が担当球団を贔屓することはありますし、大リーグでも断トツと思われていた選手の票が割れることはよくあります。ただ、今季の村上の圧倒的な成績からすれば満票は揺るぎないと思われていたところに、宮﨑に1票が入った。それゆえ、プロ野球ファンが驚いたのです」(前出・スポーツライター)

 298対1で注目された宮﨑の心境も複雑かもしれないが、1票を投じた記者に、その理由を聞いてみたい気もする。

(飯野さつき)

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