コロナワクチン被害で「集団提訴」やり玉に挙がった「玉川徹とモーニングショー」

 命を守り重症化を防ぐとして、多くの国民が摂取した新型コロナウイルスワクチン。一方、死亡例や重篤な副反応が起きたケースもあった。ワクチンの危険性を十分に伝えないまま推奨したのは違法として、接種後に死亡した男女の遺族や後遺症を発症した人など13人が4月17日、国に総額9150万円の賠償を求め東京地裁に集団提訴した。

 4月17日放送の「Live News イット!」(フジテレビ系)でも、ワクチン被害者による集団訴訟を特集。国はワクチン接種を新聞広告やテレビCM、YouTuberまでを利用して広報するなど、強力に推し進める一方、歴史上、類をみない頻度で接種後の副反応報告が挙がり、中には重篤な後遺障害や死亡例も多数含まれていたにもかかわらず、国民には事実上、こうしたマイナス情報を広報しないまま接種を推し進めて被害が拡大したという訴状の内容を伝えた。

 番組では、21年6月24日に収録された、当時ワクチン担当大臣だった河野太郎デジタル相と人気YouTuberの動画の中で、河野氏が「アメリカで2億回打っていますが、ワクチンで死んでいる人は1人もいない」と発言していたことも紹介。しかし、収録前日の6月23日に行われた副反応検討部会では、国内での接種後の死亡報告数が254件(うち「関連あり」報告は20件)あり、訴状には「大臣による隠蔽と評せざるを得ない」とあったことも伝えられた。

 3回目のワクチン接種後、体調を崩して悪性リンパ腫を発症していることがわかった衆院議員の原口一博氏は4月18日更新のXで、前述の「イット!」の画像キャプチャーを貼り付け、「『既存メディアは、恥を知れ。』という声も止まない。報じないことにより、国民が知るべき事を知らされないからだ」とポスト。続く投稿では「2年も前にコロナワクチン接種を各国は控えているのに、未だに日本だけ続けている」とも指摘している。

「“メディアは恥を知れ”と怒りのポストですが、真っ先に頭に浮かぶのは『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、ワクチン接種の必要性をずっと強調してきた元テレビ朝日社員の玉川徹氏でしょう。玉川氏は22年7月放送の同番組で、ワクチン接種で初の死亡認定がされたことを受けて、それでも『社会全体での利益を考えて国がワクチン政策を進めていくことは間違いではない』とコメントしました。今回の集団提訴を受けて、ネット上では《玉川さん、スルーしないでね》《煽った放送をしたことを謝罪してくださいね》などとA級戦犯扱いされ、バッシングの声が上がっています」(週刊誌記者)

 玉川氏の見解はどうなのか、「モーニングショー」で聞きたいものだ。

(石田英明)

ライフ