【阪神】岡田監督が巨人3連戦を前に打順を総入れ替えした意味

 今季アレンパを目指す阪神だが、打線の調子が上がらず勝率は5割を切っている。そんな中、4月12~14日に敵地バンテリンドームで現在首位を走る中日との3連戦が行われ、何とか1勝1敗1分けで終えた。

 この3連戦の中で特に注目されたのが、1敗1分けで迎えた3戦目、投手以外は全て入れ替えるという打線の大幅変更だった。

「不動の1、2番である近本光司、中野拓夢が解体され、昨季全試合で4番だった大山悠輔が5番に、昨季“恐怖の8番”と呼ばれた木浪聖也が1番に起用されるという大シャッフル。試合前のスタメン発表では球場がどよめきました」(スポーツライター)

 岡田監督の苦悩がうかがえるが、この日はシャッフルが功を奏し、昨年4月以来の2番・梅野隆太郎と21年以来、8番に起用された中野が打点を上げて1-2で勝利。1分けを挟んだ連敗を3で止め、岡田監督は球団監督歴代勝利数で吉田義男氏が挙げた歴代2位の484勝目に並んだ。

「このサプライズともいえる打線の大改造について、阪神OBの関本賢太郎氏は15日放送のABCテレビ『おはよう朝日です』で、大山復活のためと解説していました。大山を重圧のかかる4番からいったん外し、楽な打順に立たせたい。ただ、大山だけを変えると“大山降格!”と大問題になるので、打線が全体的に不調なこともあり、全員の打順を入れ替えたとの説明でした」(前出・スポーツライター)

 また、この打順の入れ替えについては阪神OBの掛布雅之氏も15日に更新した自身のYouTubeチャンネルで触れている。

「昨年日本一になったチームが開幕1カ月でここまで形が崩れてしまうということ、それぐらい連覇は難しいものなんだという無言のメッセージを岡田監督が選手に対して送ったと説明。さらにこの打順のままでは巨人戦(16~18日、甲子園)には勝ち越せないとも語っていましたね」(前出・スポーツライター)

 16日の巨人戦では従来の打順に戻し、降雨コールドで1-1の引き分け。今後、阪神打線が復調するのか注目したい。

(鈴木十朗)

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