【阪神】青柳が昨季不調でも2年連続開幕投手を早々にゲットした「岡田監督への直談判」ウラ

 3月29日に東京ドームで行われる巨人との開幕戦に先発することが決まっている、阪神・青柳晃洋投手。7日夜に大阪市内で行われた球団の激励会で岡田彰布監督が明言したもので、青柳は2年連続の開幕投手となる。

 昨季最優秀防御率タイトル&MVPで阪神の18年ぶりの優勝と38年ぶりの日本一に大きく貢献した村上頌樹投手も開幕投手の有力候補だったが、岡田監督は青柳を指名。その理由が気になるが、青柳は昨季こそ不調だったものの、通算59勝、2021年に最多勝、最高勝率、22年は最優秀防御率、最多勝、最高勝率の実績。一方、村上が活躍したのは昨季1年のみ。これまでの実績の差がポイントになったのかもしれない。

「12日放送の読売テレビ『朝生ワイド す・またん!』に出演した阪神OBの能見篤史氏は青柳の開幕抜擢について、実績もそうだが、今年はボールの強さが戻っていることが理由と推測。さらに青柳は岡田監督への年賀状に『開幕投手、任せてください』と書き、自ら志願していたという裏話も明かしていました」(スポーツライター)

 ちなみに青柳が開幕投手に決まったことを踏まえ、スポーツ紙各紙では開幕先発ローテーションを巨人戦29日=青柳、30日=大竹耕太郎、31日=才木浩人、続くDeNA戦では4月2日=村上、3日=伊藤将司、4日=西勇輝と予想。ただし大竹は1月に左肩のガングリオン(良性腫瘍)を切除した影響で調整が遅れており、開幕2戦目は高卒2年目の門別啓人投手に入れ替わる可能性も報じられている。

「同番組で能見氏は、3連戦最初の火曜日に登板する村上の重要性も語っていました。週初めの試合でリリーフ陣を多く使うと後ろの試合全部に響いてくる。ここでリリーフ陣を休ませられると、リリーフ陣は移動日の月曜と火曜日の2日休めることになるとの説明でしたね」(同)

 オープン戦では10戦目でようやく1勝を挙げた阪神だが、シーズン開幕が今から待ち遠しい。

(鈴木十朗)

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