3月26日、インフルエンサーを育成するための大学を作ることを発表したのは、日本人最速でチャンネル登録者数1000万人を達成したYouTuber・ヴァンビだ。
ヴァンビはもともと、元アイドルのゆんとカップル系YouTuber「ヴァンゆん」として活動し、ドラマやバラエティー番組に引っ張りだこになるなど大ブレイクしていたが、ゆんの結婚を機に解散を発表。しかしその裏でヴァンビの名前を一切使わず、顔を隠してゼロからチャンネルを立ち上げ、ノンバーバル(非言語)動画で大成功を収めていた。
ヴァンビによると、スクールは問い合わせが殺到し面談予約が取れない状況が続いたため、急遽ライブ配信で説明会を開いたこともあったそうだ。
しかし、そんな彼の立ち上げたスクールについて、あの人気インフルエンサーが声を上げたようで…。
「YouTubeの登録者数515万人、TikTokでは985万人ものフォロワーを持つ内山さんです。彼が令和の虎にも出演しているaki社長とともに運営するYouTubeチャンネル『TikTok攻略チャンネルバズハック』の中で、『ヴァンビさんが始めたSNS大学実際どうなの?』というタイトルの動画を投稿し、辛口でレビューしたんです。ヴァンビのスクールは1年で生徒全員がフォロワー10万人以上を目指すとの目標を掲げており、これに対し内山さんは『今のご時世、きついんじゃない?と思っちゃうけど』と、厳しい指摘をしていました」(YouTubeライター)
確かに、内山さん自身もクリエイター事務所を経営しているため、インフルエンサーが溢れているこの時代にフォロワーを増やすのは至難の業であることは体感しているのだろう。しかし、aki社長はまた違った意見のようだ。
「スクールのホームページを見たaki社長は『ヴァンビさんは絶対1年で10万はいくよね。すごくいいじゃないですか』と絶賛していました。また、2人は講師が全員現役の有名クリエイターという点についても触れ、『お前聞いたことねぇぞみたいな人がやってるわけじゃなくてヴァンビさんは有名じゃん』と前置きし、ブレイキングダウンにも出場した格闘家YouTuber・こめおや、整形を明かし人気者となった美容系インフルエンサー・平瀬あいりなど名だたる講師陣に『間違いなく有名だよね』と、感心していました。その後、学費も有名インフルエンサーと繋がり、その上仕事を振ってもらえることを考えたら費用対効果が高いとし、まさに至れり尽せりだと高評価している。動画の最後に内山さんは『スクールは有料だけど、このチャンネルなら無料でSNSのノウハウを学べるよ』と、ちゃっかり自身のチャンネルを宣伝して動画を締めくくっていたんです」(前出・YouTubeライター)
ヴァンビのスクールをレビューするかと思いきや自身の宣伝に繋げるとは、人気インフルエンサーの戦略はお見事であった。
(佐藤ちひろ)