これまで何度繰り返された光景だろうか。メッツ傘下3Aシラキュースの藤浪晋太郎投手が4月14日(日本時間15日)、ウースター戦に登板。3回2死満塁のピンチに2番手としてマウンドに上がったが、1死も奪えず3失点で降板した。
「制球難は相変わらずで、先頭打者に四球を与えて押し出しになると、次打者には左前適時打、その後は2四球、暴投を連発し、1死も奪えませんでした。藤浪は3Aでの登板がこれで5試合目でしたが、防御率9.00の9四死球。被安打率はそれほど高くないため、結局は制球力の乱れから自滅するパターンを繰り返しています」(スポーツライター)
そんな中、ファンの間では「藤浪を救えるのは岡田(彰布)監督だけ」という声がにわかに大きくなっているようだ。
スポーツライターが語る。
「このままマイナーでも制球難が改善されなければ、クビになるのは間違いない。となると日本球界復帰の可能性が出てくるわけですが、では藤浪に手を上げる球団があるのかと考えると、獲得は大変な冒険になる。やはり悩める右腕を救うことができるのは阪神の岡田監督しかいないでしょう。藤浪が岡田監督と入れ替わるようにメジャー入りしているため接点はありませんが、岡田監督は評論家時代、藤浪のことを高く評価し『俺なら再生できる』と自信たっぷりに話していました。阪神ファンもその復活プランに期待したいところでしょう」
岡田監督の契約期間は今季まで。チームの基盤を固め、常勝軍団として次世代の若手監督へバトンタッチすることも仕事のひとつだが、昨季圧倒的な強さで優勝を果たしているだけに、ファンとしては契約を延長してでも藤浪を再生してもらいたいのではなかろうか。
(ケン高田)