「サンモニ」で飛び出た衝撃発言「今のところ出産は女性にしかできない」

 韓国の少子化が加速している。去る2月28日に発表された合計特殊出生率は、暫定値で0.72と過去最低を更新。OECD(経済協力開発機構)に加盟する38カ国の中でも「1」を下回るのは韓国のみとなっている。

 韓国のニュースを取り上げた3月3日放送の「サンデーモーニング」(TBS系)は、ソウル市民の声のこんな声を紹介した。

「若い人たちは子供を産んで苦労するより、犬や猫を育てて楽しく暮らそうとする人が増えている」

 一方、日本も少子化が加速し、昨年の出生数は75万8651人。8年連続で過去最少を更新し、減少のスピードは政府の予定より12年早まっているという。司会の関口宏がこのニュースを紹介した後、毎日新聞論説委員の元村有希子氏はこうコメントした。

「今のところ出産は女性にしかできない」

 続けて元村氏は「女性がその決定権を握っているということは、私は全力で支持するんですけれど、人口減少はいろんなところにひずみを生じるという意味で、子供をたくさん産んで育てられる国になるというのは本当に大切なことだと思います」と持論を展開。世間では「子育て罰」という言葉があることに触れて、子育てのコスパとタイパの悪さから、「自分の幸せを削られる」という考えを持つ人が少なくないと解説。現岸田政権が掲げた子育て政策については「評価していますけれども」としたうえで、「あと10年早く始めていたらもう少し変わっていたんじゃないかなと思う一人でもあります」とコメントを締めくくった。

 元村氏の「今のところ出産は女性にしかできない」という発言に、SNSユーザーは《今のところって、当たり前じゃん》《未来永劫そうだよ》《男性が出産できる日がくるのか》と衝撃をもって受け止めていた。

「日本ではあまり知られていませんが、海外では子宮の移植手術が普及しつつあります。スウェーデンでは、生まれつき子宮のない女性に移植手術をすることで、無事に出産までこぎつけたという報告もあります。研究者によれば、子宮のスペースさえ確保できれば、男性に移植することも可能だそうで、後はホルモンの問題さえクリアできれば、理論上は出産可能との見解を示しています。科学ジャーナリスト賞を受賞するなど、科学に造詣の深い元村氏は、当然、この子宮移植について知っていたはずですが、もう少し丁寧に説明したほうが良かったかもしれません」(メディア誌ライター)

 今のところ、男性が出産したというケースは報告されていないが、せめて子育ては男性と女性で協力体制を作りたいものだ。

エンタメ