青汁王子、脱税額1億8000万円「寄付」に巻き起こる賛否両論

 約1億8000万円を脱税したとして、懲役2年執行猶予4年の有罪判決が出たメディアハーツ(現・ファビウス)前社長の、青汁王子こと三崎優太氏が9月6日にツイッターを更新し、脱税額と同じ約1億8000万円をフォロワーに現金で寄付すると発表。これがネット上で物議を醸している。
 
「三崎氏は『僕が脱税したとされている【1億8千万円】を日本の未来のために贖罪寄付します』とツイート。さらに自身のアカウントをフォローしてリツイートした人に『個人から一人につき100万円を180名様に現金で寄付します』と、ZOZOの前澤友作社長の“1億円お年玉”ばりのバラ撒きをやることを明らかにしました。これに元タレントの坂口杏里が即反応するなど、大きな話題となっています」(社会部記者)

 そんな三崎氏にネット上では、《もっとマシな金の使い方はできないのか》《単に売名のためのバラマキ》とする批判がある一方、《彼が国税局の闇を拡散することは支持する》《寄付の真意はユーチューブで彼の言葉を聞いたほうがいい》など、応援する声も少なくない。
 
「三崎氏は寄付ツイートと同時にユーチューブ動画をアップさせており、『公文書を改ざんさせた佐川宣寿元国税庁長官は罪に問われるべき』などと告発し、『森友学園問題はまだ終わっていない』と訴えている。さらに“自分にとって1億8000万円は大きな金額ではない”ことを強調しており、国税トップが不正を働いていたにも関わらず、脱税するつもりもなかった1億8000万円で槍玉に上げられたことに異議を唱えたかったのでしょう。また三崎氏は来年の都知事選に『NHKから国民を守る党』の公認で立候補するとされ、知名度の向上とイメージアップを狙っているとも見られます」(経済ジャーナリスト)

 果たして寄付は、イメージアップにつながるのか。

(小林洋三)

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