ファッション通販サイト「ZOZO」の前澤友作社長が2月7日、ツイッターの休止を宣言した。前澤氏は「本業に集中します。チャレンジは続きます。必ず結果を出します。しばらくツイッターはお休みさせてください」と投稿。この報に株式市場は好感し、ZOZOの株価は100円ほど(約6%)も上昇した。ただその効果は続かず、翌8日の終値は1670円に続落。終値ベースでは16年9月20日以来の最安値をつけた形だ。
「前澤氏は前日の6日に突如、ツイッター上でアンケートを実施。その内容は『いまお店で約1万円くらいで売られている洋服の原価がだいたい2000~3000円くらいだということを、皆さんはご存知ですか?』というもので、1万件以上の“いいね!”を集めていました。しかしこのアンケートに対してアパレル業界からは『商品の原価をさらすとは何事だ!』との批判が殺到。ツイートを削除するとともに、業界タブーを破ったツイートの責任を取って、ツイッターの休止に追い込まれたという見方が有力です」(ファッション誌編集者)
そんな前澤氏のツイッター休止については、ネット民から「ぶっちゃけ話を楽しみにしていたのに残念」といった声も数多くあがっている。その一方でテレビ業界では、この休止劇に慌てふためく関係者が続出しているというのだ。テレビ誌のライターが指摘する。
「今回のツイッター休止に伴い、前澤氏はメディア出演も控えるはず。取引先からはもちろん、株主や銀行筋からも『余計なことをしゃべるな!』と言い含められている可能性が高い。ここで困るのが、前澤氏のような“時の人”をバラエティ番組に起用していた番組制作陣。前澤氏は自社の宣伝目的で出演しているのでギャラは不要で、それでいて知名度は高いので、制作コストを抑えたい制作陣にとっては絶好の人物でした。一方の雄、”青汁王子”こと三崎優太社長は脱税容疑で逮捕され
テレビ局側では第二第三の前澤社長を発掘するはず。次はどんな社長が登場するのか、視聴者にとっては楽しみが増えたのかもしれない。
(金田麻有)