「性に関わる人権意識が…」三浦瑠麗氏が地上波復帰も要職解任の大ピンチ

 かつては保守派のコメンテーターとして知られ、「めざまし8」(フジテレビ系)や「朝まで生テレビ!」(テレビ朝日系)といった情報番組に出演し、存在感を示した国際政治学者の三浦瑠麗氏。2023年3月に夫の三浦清志氏が業務上横領の疑いで逮捕・起訴されると、テレビ出演は激減。それでもⅩ(旧Twitter)に投稿した発言が、たびたびネットニュースになっている。

 そんな三浦氏が久しぶりにテレビ出演を飾ったのが1月28日放送の「週刊フジテレビ批評」。1月10日に都内のホテルで行われた第533回番組審議会の模様をダイジェストで紹介した。三浦氏はマイクを持って、“性”に関する人権意識についてこう発言した。

「性に関わる人権意識が変化したのが2023年だったと思います。単に事件報道というだけではなくて、性の取り扱い方というのが2023年以降、表現活動の場、全般ですね。問題になってくるというふうな変化が訪れていると思います」

 さらに三浦氏は週刊誌報道についても言及。「『週刊文春』に勤めている人間が全部、例えば素行が完璧なわけはないわけでございます」と述べて、若い世代の記者の間で「公器なんだ」という認識を育てる人が増えていることを指摘。そのうえで「風紀委員的な役割をそういったメディアに背負わせてしまうことは、かえって彼らの限界を加えてしまうものではないのだろうかとも思っています」と語り、テレビが“行儀の良さ”を重視するあまり、新聞、週刊誌、ネットといった他のメディアの“真実性”に世間の目が行くことに懸念を示していた。

「三浦さんが2023年に“性の意識”が変化したと指摘したのは、おそらく昨年末に『週刊文春』が報じた松本人志さんのスキャンダルを指しての発言だったのでは…。三浦さんはⅩのアカウントで、『性をめぐり人間はみな傷つくもの』としたうえで『性加害』と『性ハラスメント』を区別すべきだと指摘。後者が社会的抹殺の要因になることで、『文春が“基準”そのものを変えてしまった』と発信していました。今回は番組審議会の委員の一人として意見を述べていましたが、この要職も今年3月で解任されるとの見方がもっぱら。というのも2019年4月からおよそ5年にわたって委員を務め、彼女が就任した翌年以降、明治大学の齋藤孝教授や大相撲解説者の舞の海秀平さんといった各界の著名人が選任されています。三浦さんが同局の『めざまし8』を事実上の降板となっておよそ1年、この3月をひとつの区切りにすると見られています」(フジテレビ関係者)

 要職解任でテレビから完全に姿を消してしまうのか。三浦氏にはこの大ピンチをうまく切り抜けてほしいところだが…。

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