米山隆一氏、ひろゆきに続き三浦瑠麗氏を一刀両断 「文春がダメなら麻生氏もダメ」

「皆さん、ひとまずカロリーナさんと付き合えて羨ましいとか、こんな綺麗なスタイル許せないとか、ミスコンに出るなんて外見差別の助長だとか、そういうことは脇に置いて、週刊文春編集部の性差別的態度に反対しましょう」

 2月6日に更新された国際政治学者の三浦瑠麗氏のXでのポストに、前新潟県知事で立憲民主党の米山隆一衆院議員が異論を唱えた。

 米山氏は2月7日更新のXで冒頭の三浦氏の投稿を貼り付け、「文春の性差別的態度には賛同しませんが、文春は許せないけど麻生氏は許せるという矛盾が、如何にも三浦氏だよなと思います。麻生氏がOKなら文春もOKだし、文春がダメなら麻生氏もダメでしょうに」と指摘した。

 三浦氏は2月6日、冒頭のポストの前に「『身持ちの固さは大和なでしこの美質』って誰が書いたの?編集会議に女子がいて、誰も何も言わなかったんだ。へえ、『日本の女』は身持ちが良いのが美質、あ、そう #週刊文春」と綴っている。

 2月1日発売の「週刊文春」は、「ミス日本コンテスト2024」でグランプリに選ばれたウクライナ人の両親を持つモデルの椎野カロリーナさんと美容外科医との不倫疑惑を報じた。記事は、「身持ちの固さは大和なでしこの美質のひとつ。けだし、ミス日本にふさわしい」という文章で締められていた。椎野さんはSNSに謝罪文を投稿し、ミス日本グランプリを辞退することを発表している。

 米山氏が「文春の性差別的態度には賛同しません」と綴ったのは、三浦氏が指摘した「身持ちの固さは大和なでしこの美質」という点だと思われる。

 ただ、三浦氏は自民党の麻生太郎副総裁が1月28日の講演で上川陽子外相を「おばさん」「美しいとはいわん」と揶揄して炎上した件については、1月30日のXで「麻生氏発言は彼女を推すため」などと擁護している。この点について、米山氏は「麻生氏がOKなら文春もOKだし、文春がダメなら麻生氏もダメでしょうに」と矛盾を突いたのだ。

「米山氏は、京都アニメーション放火殺人事件で青葉真司被告が受けた死刑判決を巡るひろゆきの一連のポストを『グロテスクな意見だと思います』『何処の小学生の言い訳かと思います』などと一刀両断しています。弁護士だけあり、論理に一貫性があり、三浦氏のポストに対しても見事に矛盾点を指摘し、コメント欄でも《その通り!》《仰る通りです》などと賛同の声を得られています。SNSで発信する識者にとって、米山氏は今後油断できない存在になるでしょう」(週刊誌記者)

 次なる標的は誰になるのか。

(石田英明)

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