国連制裁で激減も「韓国店に偽装」で復活!「北朝鮮直営レストラン」が出店ラッシュ

 外貨獲得などを目的に世界各地に出店している北朝鮮の「直営レストラン」。日本のメディアでも潜入レポートなどがたびたび紹介されてきたが、18年1月には北朝鮮の合弁企業を認めない国連制裁決議が採択され、その影響で全盛期には130軒以上あった店舗が、50軒以下に激減したと言われている。

「経済制裁に加え、その後のコロナ禍が大きかったですね。でも、22年末に中国がゼロコロナ政策を事実上撤回したことを機に、同国内では経済制裁に引っかからない形での『出店ラッシュ』が始まっています」(北朝鮮事情に詳しいジャーナリスト)

 ただし、こうした出店攻勢は今のところ、中国のみに限定されているようだ。

「以前はASEAN各国に北朝鮮レストランがありましたが、今も営業しているのは同じ社会主義国のベトナムとラオスだけ。ですが、ロシアや中央アジア、バングラデシュにUEAなど他の多くの国に進出しています」(前出・ジャーナリスト)

 さらに、今後は以前のように北朝鮮レストランとわからない形で出店する可能性があるという。

「韓国のコリアンレストランを装った偽装です。もともと同じ食文化ですし、メニュー構成を大幅に変える必要もありません。協力者がいれば書類上でも北朝鮮系だとわかりませんし、これまでオープンした店の中にも偽装して営業していた店もあるようです。今後も増えていくと思われますね」(前出・ジャーナリスト)

 とはいえ、そんなレストランの多くは厳しい経営を強いられている、との見方もあるようだ。

「原価高騰が利益を圧迫しているのは間違いないでしょう。現に中国やそれ以外の地域でも値上げが相次いで報告されています」(前出・ジャーナリスト)

 それでも他の飲食店に比べたら安価な値段設定の店が多いという。看板料理の冷麺をはじめ、料理はどれもクオリティが高いとも言われている。以前のように「世界進出」も視野にあるのかもしれない…。

*画像は北京市内の北朝鮮レストラン

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