ワークマンの「電熱ヒーター内蔵衣類」を郵送すると郵便局から「ナゾの電話」が入るらしい

 最強寒波が訪れる中、ワークマンの「電熱ヒーター内蔵衣類」が手放せないという人も多いだろう。あまりにも人気すぎて、現在は店舗のみの扱いになっているため、これから購入を考えている人は、近所の店舗にない場合、あきらめるか別の店舗まで足を伸ばす必要がありそうだ。

 急激な需要増があるからか、現在メルカリなどのフリマアプリでは、電熱ヒータージャケットやベストなどが多数出品されている。購入はもちろんだが、場合によっては、これらの商品を出品する機会があるかもしれない。

 ただ、出品する場合は注意すべき点がある。レターパックで投函する場合、品名に「衣類」とだけ明記して投函すると、後になって郵便局から、かなりの確率で「確認」の電話が入る場合があるのだ。何を確認するのかといえば、実は、ワークマンのウェアのような「電熱線」が入ったヒータージャケット類を送付する場合、「バッテリーの有無」の記載が厳格化されているのである。

 1月9日には、北海道札幌市内の郵便局でレターパックが突然爆発する事故が発生している。幸い大きな被害はなかったが、燃えカスから細長い固形物が見つかっており、バッテリーのようなものが発火した疑いが持たれている。

 スマホやモバイルバッテリーなどに使われているリチウムイオン電池は、衝撃が加わると発火する恐れがあり、レターパックで送る場合は、制限がかかる場合がある。また、電池の種類によっては航空貨物としての搭載が不可になるので、あらかじめ明記することが求められているのだ。

 商品名の明記は出品側が行うことだが、フリマに限らず、バッテリー内蔵の衣類を人に頼んで送ってもらう場合もあるだろう。郵送物の記載の厳格化については知っておいたほうが良いようだ。

(ケン高田)

ライフ