吉高由里子が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」が初回視聴率12.7%と大河ドラマの初回ワーストを記録したが、局内では微塵も動揺はないという。
大河ドラマの初回世帯平均視聴率としては1989年「春日局」の14.3%を下回り、歴代最低の数字となった。前作で嵐の松本潤が主演した「どうする家康」が15.4%でスタートし、全話平均がワースト2に終わったことを考えれば、かなり不安なスタートだ。
とはいえ、視聴率を聞いた吉高本人がX(旧Twitter)で「個人的に 格付けチェックも大好きな番組なので そらそうよなぁとも思ったり」というように、同時間帯では不運にもテレビ朝日系「芸能人格付けチェック!2024お正月スペシャル」が放送された。同番組は20.7%と高視聴率を記録し、大河も影響を受けたと推測される。
だからと言うわけではないが、局内にはこの低空発進を危惧する動きはさほどないという。
「そもそも題材からして博打を打っている。数字が見込みやすい戦国時代を避けて、平安時代でしかもドンパチのない貴族の物語を描くわけです。厳しいと言われているにもかかわらず、紫式部を主人公にしているのは、ある程度の勝算ありと踏んでいるからで、局内ではまったく動揺はない」(芸能記者)
2話目以降からは吉高本人も登場し、物語が動いていく。
「平安貴族とはいえ、決して優雅な世界ではない。陰謀うごめくドロドロした人間模様を描くともいわれていますので、ちょっと前にブームになった愛憎劇たっぷりの昼ドラのようなモノになるのではと言われています。今までにない大河となることは間違いなく、むしろ話題性たっぷりの作品になると期待感のほうが大きいのです」(芸能関係者)
これからどうやって右肩上がりに持っていくのか見モノだ。