10年総額7億ドル、日本円でおよそ1015億円。米メジャーリーグ・エンゼルスからFA(フリーエージェント)となっていた大谷翔平選手がドジャースと大型契約を結んだ。
米メディアによると、契約総額ではサッカーのアルゼンチン代表FWのリオネル・メッシがスペインのFCバルセロナと2017年から21年まで結んだ総額6億7400万ドル(約977億円)を上回り、プロスポーツ史上最高額になるという。
大型契約の金額の次に気になる“数字”は背番号だ。エンゼルス時代の大谷の背番号は「17」。報道によると、「17」はベテランの救援投手のジョー・ケリーがつけているが、ドジャース側は同投手に背番号を大谷に譲ることはできるかと打診したところ、「大谷のために背番号を変えるのは名誉なこと」と快諾したという。しかし、大谷が「17」を若手内野手に譲ると、一部では報道されている。
となると、侍ジャパンの一員として23年に優勝したWBCでもつけていた「16」はどうか。大谷が初めて侍ジャパンで背番号「16」を披露したのは14年11月、日本で開催された日米野球のときだった。当時、大谷は「16」のイメージを問われ、「野茂さんと言ってほしいんですか? いや、でも野茂さんしかいないです」と、日本人メジャーリーガーの先駆者で、ドジャースで同番号を背負っていた野茂英雄氏の名前を挙げている。
しかし、ドジャースでは「16」は正捕手のウィル・スミスが19年からつけている。大谷が希望する背番号は何番なのか。
「日本ハム時代につけていた『11』の可能性もあります。尊敬する野茂氏も近鉄時代の背番号は『11』。憧れの先輩である野茂氏と同じドジャースと契約を結び、ともに日本のプロ野球時代は『11』。現在、ドジャースで『11』は空き番となっています。新背番号の有力候補であることは間違いありません」(スポーツ紙記者)
近日中に入団会見があると見られている大谷。新背番号が楽しみだ。
(石田英明)