今年もマクドナルドの冬の定番メニュー「グラコロ」が期間限定で発売された。
グラコロは今年で30周年を迎えるロングセラー商品で、外はサクサク、中はトロトロのグラタンコロッケに、キャベツとたまごソース、さらに特製コロッケソースを合わせた冬の風物詩。11月29日の発売開始日には、待ち焦がれたファンが店の前に行列を作る光景が全国あちこちで見られた。
ところがそんな人気メニューに思わぬ騒動が勃発した。あるXユーザーが、「グラコロ食べたら出てきた。もうガン萎え」とつづり、グラコロの中から「異物」が出てきたことを報告。これを見た人からは「今日食べたばかりなんだけど!」などと、悲鳴が上がっている。
気になるのは混入していた異物だが、公開された写真を見ると、どうやらゴキブリのようで、あまりに衝撃的な画像にSNS上には真偽を問うコメントが乱れ飛んでいる。
告発者は「ちゃんと動画撮っておいた方がいいですよ。疑う人出てきますし」というネット上のコメントに、「いきなり出てきて、壁に逃げていったので、撮れませんでした」と回答。「生きてました。1/4食べたときぐらいに出てきました」と回答している。
情報誌ライターが語る。
「今年5月には讃岐うどんチェーン『丸亀製麺』で販売されていた『丸亀シェイクうどん』にカエルが混入し、同社が謝罪する事態となりました。一方で、わざと異物を混入させて大騒ぎする愉快犯も後をたたず、ネット上では真偽を問う声が殺到していたのです。まずは異物を店の責任者に見せて、その場で解決に近づけるのが先決ですが、最近は話題性を狙ってか、脊髄反射でネットにアップする人が多いため、事の真相があいまいになりがちなんです」
その後、告発者はXを更新し、「先ほど電話をもらって、昨日の代金分のセット無料券と、今後こういうことがないようにするという対応で話し合いましたので、このツイートはもう削除させてもらいます」とツイート。とりあえず、事態は沈静化に向かっている。
販売される期間は、マクドナルドの既存店売り上げが一時的にアップするなど、別格人気のグラコロ。今回の騒動が売り上げに響かなければいいが…。
(ケン高田)