楽天の安楽智大投手のパワハラ問題が、プロ野球界を揺るがす騒動に発展しそうだ。複数のチームメイトの告発により発覚した、今回の陰湿いじめ疑惑。球団は安楽との来季の契約交渉を無期限延期し、今後の調査結果によっては、出場停止処分や退団まで考えられる。
そんな中、張本人の安楽以上にイメージダウンが激しいのが先輩のマー君こと田中将大投手だ。安楽がロッカールームで後輩選手に倒立を命じ、さらに下半身を露出させるという卑劣な行為に及んでいる最中に、田中はそれを笑って見ていたと報じられたからだ。
「松井裕樹投手の通算500試合登板の記念撮影の際、後列に立つ安楽が前に座る内星龍投手の背中を右足で押すように蹴る様子を映した動画も拡散されています。やられた内は苦笑いでしたが、その表情からも、安楽のこうした行為が常態化しているのがうかがえます。隣にいる田中マー君も笑ってやり過ごしていましたからね。さらに安楽は、内の背中に2度目の蹴りを入れ、内は再びバランスを崩してグラウンドに手をつくという酷い展開になりますが、やはり田中は咎めることもありませんでした」(スポーツライター)
この映像を見た楽天ファンは、安楽に対し「ありえない」「言語道断」と怒りの声をあげているが、同時に田中に対しても「笑って見過ごす田中も酷い」「マー君も高校時代から後輩イジメてたんだろうな」と失望の声だらけだ。
田中にとってはとんだとばっちりだが、ファンに「いい人」というイメージが浸透しているため、余計に落差が大きかったのだろう。また、昨今の残念な成績も評価に影響しているようだ。
(飯野さつき)