「羽生離婚」の文字が列島を激震させた。
フィギュアスケート男子で五輪2連覇に輝いた羽生結弦が、11月18日午前0時過ぎに自身のXを更新。離婚を発表した。
羽生は「応援してくださっている皆様へ」と題した文章を公式X(旧Twitter)に投稿。そこにはファンへの感謝の言葉とともに、8月に結婚を発表した一般女性との苦難の生活ぶりが綴られていた。
「お相手は、家から一歩も外に出られない状況が続いても、私を守るために行動し、支えてくれていました。現在、様々なメディア媒体で、一般人であるお相手、そのご親族や関係者の方々に対して、そして、私の親族、関係者に対しても、誹謗中傷やストーカー行為、許可のない取材や報道がなされています。生活空間においても、不審な車や人物に徘徊されることや、突然声をかけられることもあります」
羽生は今後もこのような状況が続くと、自分と相手女性の生活を守ることが出来ないとし、「お相手に幸せであってほしい、制限のない幸せでいてほしいという思いから離婚するという決断をいたしました」と苦しい胸の内を明かしている。
この深夜の「スピード離婚」発表にファンは仰天、SNS上には様々な声が寄せられている。その多くは「本当に辛かったんだと思う」「普通の幸せすら許されないのか」といった羽生への同情論だが、中には「お相手も名士なのだから素性は隠さない方がよかった」などといった意見も散見される。
芸能ライターが語る。
「メディアに騒がれたから離婚しますというのは、まさに前代未聞といえるでしょう。行きすぎたストーカー取材やSNSなどによる誹謗中傷は断じて許されるものではありませんが、日本中が注目する国民的アスリートの結婚ですからね。『温かく見守ってください』とツーショットで笑顔の会見をしていれば、状況は変わっていたかもしれません。いずれにしても、今回の離婚劇は当事者にとってもファンにとっても悲しい結果となりました」
気になるのは36歳で結婚し、わずか3ヵ月で離婚という選択をせざるを得なかった相手女性の心情だろう。
なんとも後味の悪い結果となってしまったが、2人の前途が明るいものであるよう祈りたい。
(ケン高田)