ホストの売掛問題でスーパー「アキダイ」社長が…「ひるおび」視聴者が大混乱

「スーパーアキダイ関係ないやん!」「ホスト問題でアキダイに聞いた理由は?」といったツッコミワードが寄せられたのはTBS系情報番組「ひるおび」。スーパー「アキダイ」の秋葉弘道社長といえば、物価高騰や野菜不作などのニュースでおなじみだが、最近では扶養内パートの「年収の壁」やインボイス制度について取材を受けることもあって、ネット民からは「隙あらばアキダイ」と指摘されることもしばしば…。

 そんな秋葉社長が、似つかわしくない話題で取り上げられたのは11月14日放送回。ホストクラブで多額の売掛(借金)を背負わされた若年女性による性的犯罪や「頂き女子」の詐欺事件をきっかけに、国会でも議論が行われている。

 進行役の若林有子アナウンサーは「いわゆる借金、売掛金がどんどんふくらんでしまうという実態があるようです」と述べて売掛金システムについて解説。「100万200万単位もある」というホストの声や、「シャンパンで50万円の売り掛け」という女性客の声を紹介した。

 その後、若林アナが「売掛金という制度自体がどういうものなのか」「ホストクラブ以外でも一般的に行われていまして」と出したのが、《売り掛け スーパー「アキダイ」の場合》と書かれたボード。居酒屋やレストランなどからアキダイに注文が入った場合、その都度現金払いから「月締めや週締めで支払う売り掛け」にすることもあるようで、秋葉社長の「2カ月以上現金でやりとりしてお店が信用できるとわかれば売り掛けにすることもある」とのコメントを紹介していた。なお、「30年以上(売り掛けを)やっていて2、3件踏み倒されたことはある」との苦い経験も明かしていた。

「テレビ画面の右上には《女性客に“巨額売掛金”悪質ホスト急増のワケ》と重々しいテロップが流れ、その下でアキダイの社長が顔写真付きで売掛金についてコメントするというシュールな展開に、視聴者は大混乱。《制作サイドは誰に何を聞いてるんだ?》《秋葉社長とホストを同列に扱うなよ》と、ツッコミの声が寄せられていました。これに若狭勝弁護士は『法律上問題のない一般的な商取引』との見解を示していましたが、当然のこと。シャンパンタワーで数千万円にふくらむホストの売掛と、地道な努力で低価格を維持するスーパーのツケを同一のコーナーで取り上げるのは無理がありましたね」(メディア誌ライター)

 番組のオンエアを秋葉社長はどんな思いで見ていただろうか。見ていないことを祈るばかりだ。

(石川ともこ)

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