「ひるおび」北朝鮮のラフプレー解説にツッコミ「それは韓国」「ビンタしてない」

 中国・杭州で開催されている「第19回アジア競技大会(アジア大会)」が10月8日の閉幕に向けて大詰めを迎えている。これからサッカーや野球、バスケットなど人気競技の決勝が行われるが、今大会で取りざたされたのが、北朝鮮の代表選手による“反スポーツ的行為”だ。

 10月5日放送の「ひるおび!」(TBS系)では、10月1日に行われた男子サッカー準々決勝、日本対北朝鮮の試合を振り返り、序盤から危険なスライディングを連発していたと解説。だが、北朝鮮の“暴挙”はこれに収まらない。射撃の男子クレー・ランニングターゲット団体の表彰式では韓国チームとの写真撮影を拒否する一幕も見られた。

 これに番組MCの恵俊彰は、表彰台の件にふれて「選手のみなさんの拒否している感じ。北朝鮮の選手の…。『あ、ちょっとごめんなさい、そこ上がれませんよ』って。上がれないのか、上がりたくないのかわかりませんけど」と話を振ると、教育アドバイザーの清水章弘氏は、「教育として小さい頃からすりこまれている」と前置きしてこうコメントした。

「柔道の48キロ級の女子でも、手をこう顔に3回も当ててしまって、敗退してしまって、そこからレフェリーに退場をうながされても、1分近く居座って抗議をし続けたっていう話もありますから、こういうはき違えたスポーツ精神というか、闘志の出し方っていうのが北朝鮮で当たり前になってるのかなって」

 そこで番組はCMに突入したのだが、SNSでは《北朝鮮はビンタしてないでしょ》《柔道で張り手したのは韓国でしょ?》《早く訂正しないと国際問題に…》といったツッコミの声が寄せられていた。

「女子柔道の試合で“張り手事件”が勃発したのは9月24日の女子柔道48キロ級の準決勝。カザフスタンの選手の顔に何度も手をかけて、3つ目の指導を取られて1本負けとなったのは韓国のイ・ヘギョン選手。北朝鮮の選手ではありません。確かに今大会ではテコンドーで挑発行為を行ったり、テニスでラケットを粉砕したりと、韓国選手の素行の悪さも目立っていました。北朝鮮と韓国を混同してしまったのも無理はないかもしれません」(スポーツライター)

 北朝鮮と韓国の選手には安心安全なフェアプレーを期待したい。

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