9月21日、社会学者の古市憲寿氏がバラエティ番組「トークィーンズ」(フジテレビ系)に出演した際、遅刻をしても謝罪はしないと言い放ったことで、レギュラー女性出演者たちから大ヒンシュクを買ってしまった。
古市氏が遅刻したのは、番組に先立って行われる、ゲストの素顔や魅力を引き出すための事前インタビューだった。今回は、ファーストサマーウイカが担当し、古市氏と喫茶店で待ち合わせたという。
だが、古市氏は20分も遅刻してきた。しかも、古市氏は「こんにちは」と何事もなかったかのように平然と現れたのだ。思わずウイカが、「20分ぐらい遅れてた」と指摘すると、「フフフフフ」と笑みを浮かべるだけだったという。
ウイカがさらに、「昔の記事で『遅刻しても謝る意味がわからない』って言ってたけど、それは今もですか」と質問すると、古市氏は「うん」と頷き、「みんなのせいだから。遅刻って、車の状況とか事故だったりとかスタッフさんだったりとか、みんなのせいだから。別に僕だけのせいじゃない」と、視聴者が耳を疑うような持論を展開したのだ。ちなみに、画面のテロップには〈この日、車の事故もスタッフの連絡ミスもありません〉と注釈が出ていた。
「当然ながらVTRを見ていたスタジオの女性出演者たちからは大ブーイングが起きました。しかも、古市氏が『でも、人に遅れられるのは嫌かも』とコメントしたものですから、彼女たちの怒りはピークに達してましたね」(エンタメ誌ライター)
出演者のアンミカは、「ちっちゃい時に『自分がされて嫌なことは人にしちゃダメだよ』って言われなかった!?」と古市氏にあえて子どもに話しかけるような口調で諭した。そして、指原莉乃はどうにも怒りがおさまらなかったのか、番組終了間際にあらためてこの問題に言及し、
「まず申し訳ないけど、頭に戻るけど、遅刻したら謝る。話はこれからですよ」と、古市氏に説教を垂れたのだった。
「古市氏の持論に賛同する人は少ないでしょうが、かつて、田中みな実がパーソナリティを務めるラジオ番組『田中みな実あったかタイム』(TBSラジオ)で、ゲストのヒップホップユニットCreepy NutsのDJ松永が寝坊で20分遅刻したことがありました。そのときも謝罪がなかったとのことで、冒頭から田中は、『私ね、遅刻してきた人に対して、ふだん、そんなに厳しくないんですよ。ただ、悪びれないその態度が、ヘラヘラ笑ってる感じが、とってもイヤ』と不満をぶつけていましたね。それもあってかSNS上では、《田中みな実と古市氏が共演したらとんでもない修羅場になる》という声が上がっていました」(前出・ライター)
指原+田中vs古市の「遅刻バトル」。1度見てみたい気もするが…。
(山田ここ)