鬼越トマホークの坂井良多と金ちゃんが「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)に出演し、所属する吉本興業で闇営業問題が勃発した際、事務所に「売った」という芸人仲間の実名を明かした。
「闇営業」がかつて大問題になったのはいまだ記憶に新しい。雨上がり決死隊の宮迫博之や、ロンドンブーツ1号2号の田村亮などといった吉本興業所属の芸人たちが反社会的勢力が主催するパーティーに出席していたことが発覚して大騒動となった。番組では、同問題が発覚した際、コワモテな見た目をしているという理由から鬼越トマホークの2人が真っ先に事務所から呼び出しをくらったというエピソードを披露した。
何もやっていないのに見たこともない同社社員5人に詰め寄られる羽目になり、2人は必死に身の潔白を訴え、証明したそうだ。だがその後、社員から「(闇営業と)関わりありそうな芸人を教えてくれ」と言われたという。
すると坂井は「ナダルと、エハラマサヒロです」と即答。コロコロチキチキペッパーズのナダルと、ものまねタレントのエハラマサヒロの名前を挙げて芸人仲間を売ったことを暴露したのである。スタジオは笑いに包まれたが、むろん、ナダルとエハラは闇営業に関わった事実はない。
もっとも、「坂井が2人の名前を挙げたのにはそれなりのワケがあるのでは」と言うのは、エンタメ誌ライターだ。
「ナダルは先輩の悪口を平気で言ったり、性格の悪さを分かりやすくバラエティ番組で露呈するなど、クズ芸人として認知されていますから、さもありなんと坂井が勘違いしたのかもしれません。一方、愛妻家で子煩悩パパとして知られるエハラの名前が挙がったことに驚く視聴者も多かったようですね。ただ、エハラも実は芸人仲間に好かれていないという噂もあるんです」
6月7日に放送された「水曜日のダウンタウン」(TBS系)で、エハラが器用に即興モノマネをこなす姿を見て、浜田雅功が「エハラはやっぱり器用なんですね」と、そのテクニックを称賛したのだが、これを聞いたFUJIWARAの藤本敏史が、「あんまり(芸人仲間には)好かれてないですけどね」と、ものまねとは全く関係のない裏情報を明かしたのである。
「これに浜田は『あ、そうなの』と驚き、松本人志は苦笑いするばかりでした。坂井がナダルと並べてエハラの名前を出した背景には、こんなこともあったのかもしれません」(前出・ライター)
今でこそ笑い話で済まされるだろうが、ナダルとエハラが吉本の社員から追及を受けたことは想像に難くなく、2人にしてみればたまったものではなかったはずだ。
(本多ヒロシ)