「まん防」でも荒稼ぎ!? パパ活女子が活用する「闇営業リスト」とは?

 経済的に裕福な男性と食事やデートを行い、報酬をもらうことで稼ぎを得る“パパ活女子”の一部では、あるモノを活用してコロナ禍でのパパ活を円滑に行っているという。パパ活で生計を立てている女性に話を聞いてみた。
 
「コロナ禍で収入が減ってしまった夜職の子や、バイトで思うように稼げない学生さんがパパ活業界に参入してきたことで、ここ数年でパパ活女子の分母がかなり増えてしまいました。パパ側からすれば、いろんな女の子と出会えるようになった訳ですが、私達にとっては生き残りに必死な状況が続いています。私はパパ活だけで生活費を賄っているので、一度出会ったパパにはリピートしてもらえるように、以前より内容の濃いデートができるように心がけています」(都内でパパ活をする女性)

 取材に応じてくれた女性は、普段SNSでパパとなる男性を募集し、食事を共にすることで手当をもらっているという。一度街へ繰り出せば、18時からパパと食事、21時からはまた別のパパとバーでお酒を楽しむ…と、何人ものパパと約束をし、効率よくハシゴデートをして稼いでいるようだ。しかし、まん延防止等重点措置が出ている東京都内の飲食店は20時には営業終了してしまう店がほとんどで、食事デートを楽しむには時間の制限があるように思うが、彼女はあるものを活用していると語ってくれた。
 
「基本的にはパパがお店を予約してくれるんですが、今は“闇営業リスト”を活用して、私も積極的にお店選びをしています。20時以降も開けているお店は限られているので、パパにリードを任せっきりにしてしまうと、行ったことのあるお店に何度も行くことになってしまう事もあり、パパに飽きられてしまいやすいんです。20時以降もこっそり営業している料理店や飲み屋さんの並ぶ“闇営業リスト”は、パパ活で稼いでいる子の間ではマストですよ。『ご飯屋さんが空いてないからホテルに行こう』なんてパパに誘われてしまったときも、“闇営業リスト”で開いているお店の代案を出すことができて、うまくかわしています」

 地域ごとに存在するというリストには、店名の横に「肉」や「寿司」、「国旗」などの絵文字が書かれていて、料理店の種類やジャンルが分かりやすくまとめられている。飽和状態にあるパパ活業界で生き残るためには、情報量が重視されているようだ。

(浜野ふみ)

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