教え子女児盗撮事件「四谷大塚」のズレた謝罪に「ビッグモーター騒動の再来」の声

「頑張らないとお仕置きされます。お尻ペンペンです」

 中学受験大手4塾の一角として知られる四谷大塚元講師の森崇翔容疑者が、教え子の女子児童にわいせつな言葉を強要し下着を撮影するなどして、強要と東京都迷惑防止条例違反の疑いで逮捕された件。授業がない日に塾に呼び出して冒頭のような発言を繰り返し、「性的要求を満たすためにやっていた」「画像を交流サイトのグループチャットに上げた」と供述しているというからかなりタチが悪い。

 となると当然、「なぜこんな講師を使っていたのか?」と、四谷大塚への使用者責任を問う声も出てくるわけだが、このかなりの「重い案件」にもかかわらず、四谷大塚の対応には疑問の声が上がり、中には「ビッグモーター騒動の再来では?」という声もある。

「まず問題になったのが、8月13日に塾のホームページにアップされた謝罪文です。中身は普通の謝罪文なのですが、塾長名で出されていました。四谷大塚は、あの林修先生など有名講師を多数抱えている東進ハイスクールを中心とした学習塾グループを形成している『ナガセ』が運営しています。そして子会社である四谷大塚の社長は、ナガセ本体の社長でもある永瀬昭幸氏が務めています。一方、塾長として謝罪をした若林幸孝氏は、ナガセの上級執行役員。つまり形としては、社長ではなく、担当部門トップが謝ったということになります。子供を預かるサービス業で一番してはならないことをしていたわけですから、会社として最高レベルの企業不祥事にもかかわらずこれか…ということで、疑問の声が上がりました」(経済ジャーナリスト)

 トップが出てきてすぐさま謝罪すべきところ、それが行われなかったという点ではたしかに経営陣の報酬返上でやり過ごそうとしたビッグモーターと同じで、どこかタカを括った部分が感じられるというわけだ。

「すると今度は17日付けで『再発防止策について』というリリースが出されました。内容は、教室内でおかしな事が行われていないことを親御さんが確認できるよう、教室内の様子を自宅から確認できる『ライブモニタリングシステム』なるものを導入する、というものです。するとこれにはSNSで『そこ望んでいない』『発想の方向性が違う』と、呆れた声が上がりました。さらには、そのシステムの説明の中に『塾業界内でも導入しておらず、弊社が先駆けとなる画期的なシステムです』という自慢が含まれていたんです」(同)

 いかに対策の方向がズレているかは「逆に児童の顔などの個人情報が出回るリスクがある」との指摘でもわかる。いずれにせよ、ピントが大ボケ。確かにこれでは、炎上の条件がそろっている。

(猫間滋)

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