後藤久美子に「ドラマ主演」報道、演技力に疑問符も名監督がほれ込む理由

 2019年公開の映画「男はつらいよ お帰り 寅さん」で23年ぶりに女優復帰を果たした〝ゴクミ〟こと後藤久美子。以降、女優業は開店休業状態だったが……。

 8月22日配信の「女性自身」WEB版が、後藤が24年の正月に放送されるテレビ朝日系のスペシャルドラマに出演することを報じた。原作は松本清張の小説。後藤にとっては実に30年ぶりのドラマ主演作になるという。

 後藤は小学5年生のときからモデルとして活動。1986年放送のドラマ「テレビの国のアリス」(NHK)のヒロイン役で女優デビューした。以降、〝国民的美少女〟として、ドラマや映画などで大活躍したことは、オールドファンなら知るところだ。

 プライベートでは、96年に当時F1レーサーだったジャン・アレジ氏と事実婚状態となり、ヨーロッパへ移住。以降、芸能活動は休止状態だったが、19年の「男はつらいよ」で復帰し、話題となった。あれから4年、24年の正月ドラマで主演することが報じられ、往年のゴクミファンにはたまらないニュースとなった。

 ただ、後藤といえば、以前から演技力に疑問符がついていた。

「演技の表情に乏しく、セリフは抑揚がなく棒読み。間違っても演技力がある女優とは言えず、24年のドラマ出演についても、SNS上では《演技は相当下手じゃなかったっけ?》《ゴクミって、棒読みじゃなかった?》《よほどの人材不足?》などと、演技力を懸念する声、出演に疑問を持つ声などが上がっています」(テレビ誌ライター)

 それでも「男はつらいよ」シリーズで、ほとんどの作品のメガホンを取った山田洋次監督からの信頼は厚い。後藤は「男はつらいよ」に計6回出演。19年に出演した際は、山田監督はスイス・ジュネーブにある後藤の自宅に長文の手紙を送ってオファーしたことは語り草だ。手紙には《こういう作品を作りたい。それにはどうしても君が必要だ。どうにか考えてもらえないか》と熱く書かれており、後藤の心も揺り動かされたという。

「山田監督は現在、御年91歳の日本の名映画監督です。その山田監督が熱烈オファーを送ることもからも、後藤にずば抜けた魅力があることがわかります。実は、山田監督が後藤に惚れ込むのはほかにも理由があります。後藤は以前、テレビのトーク番組で山田監督のことを〝洋ちゃん〟と呼んでいることを明かしました。本人の前ではさすがに〝洋ちゃん〟と呼ばないそうですが、そのフレンドリーな姿勢は山田監督に伝わり、メロメロになっているのではないでしょうか。後藤はかなりの〝オヤジキラー〟です」(前出・テレビ誌ライター)

 演技力は懸念されるが、オヤジキラーの資質は一流だ。

(石田英明)

エンタメ