日本テレビに入社して7年目となる後呂有紗アナウンサー(29)といえば、「真相報道 バンキシャ!」のMCや「ヒルナンデス!」のニュースコーナーを担当するなど、同局の報道の顔と知られているが、牛のゲップに顔を歪ませる体当たりレポートが話題を呼んでいる。
8月20日に放送された「真相報道 バンキシャ!」で取り上げたのは牛のゲップ問題。地球温暖化を引き起こす温室効果ガスについて、二酸化炭素の次に多くの割合を占めているのがメタンガスで、その主な発生源が牛のゲップと言われている。そんな中、番組では「後呂が見た!最先端ウシ研究の今」と題して北海道大学札幌キャンパスでロケを敢行。後呂アナが、牛の研究一筋44年という、同大学大学院農学研究員の小林泰男名誉教授の案内のもと「牛のゲップを減らす」という取り組みを取材した。
牛がゲップをする際にはそれらしい動きもないため、ゲップが出た瞬間を教えられても「え?今ですか? 何の音も…」と困惑していた後呂アナ。ガス検知カメラで可視化されたメタンガスを確認した後、ビニール袋に集めた牛のゲップを嗅がせてもらうことになったのだが…。
「後呂アナがビニール袋のゲップを吸い込んだ瞬間、鼻の穴を大きく広げたうえに顔をひきつらせて悶絶。お笑い芸人も顔負けのリアクションを見せて、『けっこう、しっかりした香りでしたね』とコメント。番組ではカシューナッツの殻を配合した飼料を与えることによってゲップを抑制する取り組みを伝え、後呂アナは研究室での実験をレポート。そこでも試験管に入った牛の胃液の匂いを嗅いで顔をしかめていましたが、カシューナッツの殻から抽出したオイルには、ガスの発生を削減する効果があることが証明されました」(女子アナウォッチャー)
牛のゲップを削減する取り組みに、SNSでは《これで牛が悪者扱いされずに済む》《研究者の熱意には頭が下がる》といった称賛コメントが書き込まれていたが、一方では《牛のゲップって…チャンネル替えたわ》《時間帯を考えてほしい》といった非難の声も…。
「ロケVTRでは、試験管に入った緑色の牛の胃液がアップで流れ、その胃液の中には小さな微生物のようなものがウジャウジャとうごめいているのが確認できました。『バンキシャ!』は日曜6時からの放送ですから、家族団らんで食事をしながら視聴する世帯も多いはず。目に見えないゲップの解説ならまだしも、緑色の胃液や湧き出たガスが泡立っている映像は、夕食時にはふさわしくなかったかもしれません」(メディア誌ライター)
大不評を買ったとはいえ、後呂アナにはこれからも体を張ったレポートを期待したい。