侮辱か?言論弾圧か? マツコVS「N国党」立花孝志氏の突撃第2ラウンド

 タレントのマツコ・デラックスと、NHKから国民を守る党(以下、N国党)党首・立花孝志氏の対立が延焼している。

 きっかけは、7月29日放送の「5時に夢中!」(TOKYO MX)で、月曜レギュラーのマツコがN国党について「今のままじゃ、ただ気持ち悪い人たち」、また参院選で票を集めた理由を「ふざけて入れている人も相当いるんだろうなあとは思う」など、党首の立花氏だけでなくN国党に投票した有権者に対しても、こう持論を述べたのである。この発言に対し記者からコメントを求められた立花氏は、発端となった「5時夢」に対し反論の機会を与えよと要求したが、叶えられなかった。

 そこで8月12日、立花氏は同番組が放送されているガラス張りのスタジオの外で、マツコを糾弾する演説をぶちかまし、警察が出動する騒ぎとなった。

 その際、立花氏は内部情報が入ったとして「マツコ・デラックスがパニックになって、番組を降りると言っているそうです」と発言。そして「もうマツコさんがパニックで番組辞めたいと言っているので、帰ろうと思っているんですが」と聴衆の質問に答え、去って行ったのだ(局側はこれを否定)。

「これまでマツコは“物言えぬ弱者の代弁者”で、人にはそれぞれの生き方、考え方があるというスタンスで支持を集めてきました。それが今回はN国党を『気持ち悪い人たち』とこき下ろし、立場的には弱い有権者にも『ふざけて入れた人も相当いると思う』とかみついた。このことについてメンタリストのDaiGoは自身のYouTubeにて、マツコは『一番、やっちゃいけないことをやっちゃった』と指摘しています」(週刊誌記者)

 一方で、漫画家の小林よしのり氏は「『国会議員』という権力者が『一国民』の批判に対して、直接職場に押しかけて、圧力をかけている」と批判し、高須クリニックの高須克也院長も「失望しました。僕には立花さんがNHKくらい暴力的に見えます」と、マツコを援護射撃。

 マツコVS立花氏のバトルは、各界の論客を巻き込んで第2ラウンドに突入したようだ。

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